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第3話 最強のガキの弟子になりました。
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「誰が魔物じゃ!」
僕は今、地面につきそうなほど長い青い髪をしたガキに怒鳴られている。
先ほどまで結界に張り付いていたその姿を見て、てっきり魔物だと思ったけど、どうやらエルフだったらしい。
ガキ(エルフ)の話によると、この辺りで魔物が大量発生していて、その討伐をしていたらしい。特に逃げ足の速いベアウルフを追いかけていたが、僕の張った結界に突っ込んで気絶したとのこと。
しかも、その結界が辺境にあるにもかかわらず見事な出来だったらしい。だから何者が張ったのか知りたくて、僕に話を聞こうと結界に近づいたら、自分もぶつかってしまったそうだ。
「自業自得じゃない?」
僕が冷たく返すと、ガキは顔を真っ赤にしてさらに怒鳴り始めた。
「自業自得じゃないわい!ちゃんと人間以外も通れるようにしておけ!」
「この街には人間しかいないんだから、そんなこと想定してないよ。それに、畑に勝手に入ろうとした時点で、だめでしょ。」
なんならこの街の人間は、そんなことしないと決めて人間は通れるようにしてる僕は優しいだろ。
ガキは不満そうに肩をすくめ、結界を睨みつけた。しばらく結界を眺めていたが、やがて再び僕に向き直り、真剣な顔つきで尋ねてきた。
「で、この結界を張ったのはお主か?」
「そうだよ。何でそんなに何回も聞くのさ?」
さっきから同じ質問を繰り返しているガキは、僕の答えを聞くたびに神妙な顔で「そうか」と呟いている。そして今度もまた、真剣な表情で考え込んでいた。
「お主、この結界の効果は外敵の防御、撃退、そして気温と湿度の調整か?」
「そうだよ。それに、空気の浄化や日光の調整もできる。」
「ほほう…」
またしても神妙な顔。えっ…なにこの空気。早く帰りたいんだけど。
「最後の質問じゃ。お主に結界魔法を教えたのは誰じゃ?」
やっと終わるかとホッとした僕は、何気なく答えた。だが僕はこの回答をしたことにすぐ後悔することになる。
「独学だよ。」
その瞬間、ガキの目が輝いた。
「独学…だと?」
嫌な予感がした。しかし、もう遅かった。次の瞬間、ガキは勢いよく僕に詰め寄ってきた。
「お主、わしの弟子になれ!」
「絶対に嫌です。」
その後2時間が経過した。その間ガキは興奮して、身振り手振りを交えて僕に「凄さ」を伝え続けた。挙げ句の果てに「弟子になれ」としつこく言い続けている。
「なぜじゃ!こんなに凄い魔法を扱えているのに、なぜ魔法に消極的なんじゃ!?」
「新魔法っていうか、ただ単にこれまで誰も試してなかっただけだろ?」
「そんなはずあるか!魔法は常に進化し続けている!その分野は多岐にわたるが、この効果を成功させた者はおらんのじゃ!」
「…そうですか。じゃあ、僕はこれで。」
僕はそっと立ち去ろうとしたが、ガキがすかさず僕の腕を掴んできた。
「逃がさんぞ!お主、弟子にならんか!」
「離せ!僕は畑が整えばそれでいいんだ。ガキに教えられて学ぶことなんてないだろ!」
「ガキじゃないわい!」
ガキは突然姿勢を正し、威厳ある声で言い放った。
「わしはこの世界で最も大人で! 偉大で! 最強の魔術師!魔導王ルミネア・グレイスじゃ!」
その瞬間、ガキは大げさに手を広げて自信満々な笑顔を浮かべた。そして鳥のさえずりや風の音も止まったかのように、周囲の空気は一瞬シーンと静まり返った。
「…あっ、そう。」
「もしかして、わしのことを知らんのか!?魔導王じゃぞ!」
ガキは胸を張って叫んでいるが、僕にとってはどうでもいい話だ。早く帰ってくれないかな…。
ふと、陽がすっかり昇っているのを見て、昼時だということに気づいた。これは使える。
「そろそろお昼ご飯だから、僕は帰るよ。じゃ」
そう言って、話を終わらせようと僕は一歩引いてその場を離れた。
「おい!待て!」ガキが叫んできたが、僕は無視して歩き続けた。
やっと家の前に着いた。これで一安心、と思った瞬間…
「なんでついてきてるの?」
何故かガキがぴったり後ろについてきていた。
「わしもお腹が減ったのじゃ。」
「…」
僕はじっとガキを見つめた。すると、ガキは慌てて袋に手を入れ、金貨を見せびらかしてきた。
「もちろん金は払うぞ!どうじゃ?」
僕は呆れながらそのやり取りを見ていると、タイミングよく扉が開き、母が出てきた。
「エルトちゃん、おかえりなさい!今日のお昼ご飯はキャベツとお肉の…」
母の言葉が急に途切れた。目はガキに釘付けになっていた。
「あなたは…まさか、ルミネア様ですか?」
「そうじゃ。」
その瞬間、母は驚きのあまり、腰が抜けてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「美味しいのう、この野菜!わしが今まで食べたもので一番かもしれん!」
ルミネアが口にしたキャベツを賞賛すると、母はさらに驚いた表情を浮かべた。
「まぁ!それを嬉しいですわ!このお野菜は、息子のエルトちゃんが育てたんですよ!」
「ほほう、すごいのお主…エルト。」
今、食卓には母の横でガキが飯を食べているどうしてこうなった・・・
発端は母が意識を取り戻した後、このガキが誰なのかを熱弁し始めたことにある。
「エルトちゃん、この方は世界を救った伝説の勇者パーティの一員、魔導王ルミネア・グレイス様よ!まさか会えるなんて! お母さん感動しちゃった!」
母の目は尊敬の色に染まっている。
「本当にあの子供が?」
すると、父が口を開き、真剣な表情で僕に向き直った。
「こらエルト。この方を子供呼ばわりするんじゃない。本当に偉大な方なんだぞ。」
「そうなの?」
父の鋭い目が僕に向けられた後、彼はゆっくりと話し始めた。
「私も戦場で何度かルミネア様を目にしたことがある。その時の彼女の魔法は…まさに桁外れだった。数えきれない魔物を瞬時に焼き尽くし、無数の兵士たちを救ったんだ。」
父の声には、当時の戦場の恐怖と尊敬が混ざり合っていた。彼は目を伏せ、一瞬その記憶に浸っていたようだった。
このやり取りの後、ルミネアのご飯が食べたいという願いに母が快く受け入れてこの状況になっている。
ルミネアは食事を進めながら、終始ご機嫌な様子だった。母も笑顔を浮かべ、家族団らんのひとときが続いた。
やがて食事が終わり、テーブルの片付けが始まる頃、母はルミネアに尋ねたいことを思い出したように、少し緊張した表情を浮かべて口を開いた。
「それで、先ほどおっしゃっていたことですが…エルトちゃんを弟子に取るというのは本当ですか?」
母の声には、期待と不安が入り混じっていた。彼女は両手を軽く握りしめながら、ルミネアの答えを待っていた。
ルミネアは少し間を置き、しっかりと母の目を見据えて答えた。
「もちろんじゃ。わしはお主の息子、エルトには素晴らしい才能があると思っておる。この結界を見て、それは確信した。」
その言葉に、母の表情は一瞬にして明るくなり、父も静かに頷いていた。彼らは二人とも、僕を見つめる目に期待と喜びを浮かべている。
「いや…僕は弟子にはなりたく…」
そう言おうとした瞬間、ルミネアが急に腰に携えていた袋を取り出した。
「そうじゃエルト、もしワシの弟子になってくれたら、これをやろう。」
彼女が取り出したのは、小さな種だった。僕は一瞬、意味が分からなかった。種?でも、彼女が続けた言葉がその答えを明らかにした。
「これは東方の地方で育てられている『自然薯』という野菜の種じゃ。お主の畑にはどうじゃ?」
その瞬間、僕の目が輝いた。手は勝手に動いて、種を掴んでいた。
「それを先に言ってくれよ。」
こうして、僕は魔道王ルミネア・グレイスの弟子になった。
僕は今、地面につきそうなほど長い青い髪をしたガキに怒鳴られている。
先ほどまで結界に張り付いていたその姿を見て、てっきり魔物だと思ったけど、どうやらエルフだったらしい。
ガキ(エルフ)の話によると、この辺りで魔物が大量発生していて、その討伐をしていたらしい。特に逃げ足の速いベアウルフを追いかけていたが、僕の張った結界に突っ込んで気絶したとのこと。
しかも、その結界が辺境にあるにもかかわらず見事な出来だったらしい。だから何者が張ったのか知りたくて、僕に話を聞こうと結界に近づいたら、自分もぶつかってしまったそうだ。
「自業自得じゃない?」
僕が冷たく返すと、ガキは顔を真っ赤にしてさらに怒鳴り始めた。
「自業自得じゃないわい!ちゃんと人間以外も通れるようにしておけ!」
「この街には人間しかいないんだから、そんなこと想定してないよ。それに、畑に勝手に入ろうとした時点で、だめでしょ。」
なんならこの街の人間は、そんなことしないと決めて人間は通れるようにしてる僕は優しいだろ。
ガキは不満そうに肩をすくめ、結界を睨みつけた。しばらく結界を眺めていたが、やがて再び僕に向き直り、真剣な顔つきで尋ねてきた。
「で、この結界を張ったのはお主か?」
「そうだよ。何でそんなに何回も聞くのさ?」
さっきから同じ質問を繰り返しているガキは、僕の答えを聞くたびに神妙な顔で「そうか」と呟いている。そして今度もまた、真剣な表情で考え込んでいた。
「お主、この結界の効果は外敵の防御、撃退、そして気温と湿度の調整か?」
「そうだよ。それに、空気の浄化や日光の調整もできる。」
「ほほう…」
またしても神妙な顔。えっ…なにこの空気。早く帰りたいんだけど。
「最後の質問じゃ。お主に結界魔法を教えたのは誰じゃ?」
やっと終わるかとホッとした僕は、何気なく答えた。だが僕はこの回答をしたことにすぐ後悔することになる。
「独学だよ。」
その瞬間、ガキの目が輝いた。
「独学…だと?」
嫌な予感がした。しかし、もう遅かった。次の瞬間、ガキは勢いよく僕に詰め寄ってきた。
「お主、わしの弟子になれ!」
「絶対に嫌です。」
その後2時間が経過した。その間ガキは興奮して、身振り手振りを交えて僕に「凄さ」を伝え続けた。挙げ句の果てに「弟子になれ」としつこく言い続けている。
「なぜじゃ!こんなに凄い魔法を扱えているのに、なぜ魔法に消極的なんじゃ!?」
「新魔法っていうか、ただ単にこれまで誰も試してなかっただけだろ?」
「そんなはずあるか!魔法は常に進化し続けている!その分野は多岐にわたるが、この効果を成功させた者はおらんのじゃ!」
「…そうですか。じゃあ、僕はこれで。」
僕はそっと立ち去ろうとしたが、ガキがすかさず僕の腕を掴んできた。
「逃がさんぞ!お主、弟子にならんか!」
「離せ!僕は畑が整えばそれでいいんだ。ガキに教えられて学ぶことなんてないだろ!」
「ガキじゃないわい!」
ガキは突然姿勢を正し、威厳ある声で言い放った。
「わしはこの世界で最も大人で! 偉大で! 最強の魔術師!魔導王ルミネア・グレイスじゃ!」
その瞬間、ガキは大げさに手を広げて自信満々な笑顔を浮かべた。そして鳥のさえずりや風の音も止まったかのように、周囲の空気は一瞬シーンと静まり返った。
「…あっ、そう。」
「もしかして、わしのことを知らんのか!?魔導王じゃぞ!」
ガキは胸を張って叫んでいるが、僕にとってはどうでもいい話だ。早く帰ってくれないかな…。
ふと、陽がすっかり昇っているのを見て、昼時だということに気づいた。これは使える。
「そろそろお昼ご飯だから、僕は帰るよ。じゃ」
そう言って、話を終わらせようと僕は一歩引いてその場を離れた。
「おい!待て!」ガキが叫んできたが、僕は無視して歩き続けた。
やっと家の前に着いた。これで一安心、と思った瞬間…
「なんでついてきてるの?」
何故かガキがぴったり後ろについてきていた。
「わしもお腹が減ったのじゃ。」
「…」
僕はじっとガキを見つめた。すると、ガキは慌てて袋に手を入れ、金貨を見せびらかしてきた。
「もちろん金は払うぞ!どうじゃ?」
僕は呆れながらそのやり取りを見ていると、タイミングよく扉が開き、母が出てきた。
「エルトちゃん、おかえりなさい!今日のお昼ご飯はキャベツとお肉の…」
母の言葉が急に途切れた。目はガキに釘付けになっていた。
「あなたは…まさか、ルミネア様ですか?」
「そうじゃ。」
その瞬間、母は驚きのあまり、腰が抜けてしまった。
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「美味しいのう、この野菜!わしが今まで食べたもので一番かもしれん!」
ルミネアが口にしたキャベツを賞賛すると、母はさらに驚いた表情を浮かべた。
「まぁ!それを嬉しいですわ!このお野菜は、息子のエルトちゃんが育てたんですよ!」
「ほほう、すごいのお主…エルト。」
今、食卓には母の横でガキが飯を食べているどうしてこうなった・・・
発端は母が意識を取り戻した後、このガキが誰なのかを熱弁し始めたことにある。
「エルトちゃん、この方は世界を救った伝説の勇者パーティの一員、魔導王ルミネア・グレイス様よ!まさか会えるなんて! お母さん感動しちゃった!」
母の目は尊敬の色に染まっている。
「本当にあの子供が?」
すると、父が口を開き、真剣な表情で僕に向き直った。
「こらエルト。この方を子供呼ばわりするんじゃない。本当に偉大な方なんだぞ。」
「そうなの?」
父の鋭い目が僕に向けられた後、彼はゆっくりと話し始めた。
「私も戦場で何度かルミネア様を目にしたことがある。その時の彼女の魔法は…まさに桁外れだった。数えきれない魔物を瞬時に焼き尽くし、無数の兵士たちを救ったんだ。」
父の声には、当時の戦場の恐怖と尊敬が混ざり合っていた。彼は目を伏せ、一瞬その記憶に浸っていたようだった。
このやり取りの後、ルミネアのご飯が食べたいという願いに母が快く受け入れてこの状況になっている。
ルミネアは食事を進めながら、終始ご機嫌な様子だった。母も笑顔を浮かべ、家族団らんのひとときが続いた。
やがて食事が終わり、テーブルの片付けが始まる頃、母はルミネアに尋ねたいことを思い出したように、少し緊張した表情を浮かべて口を開いた。
「それで、先ほどおっしゃっていたことですが…エルトちゃんを弟子に取るというのは本当ですか?」
母の声には、期待と不安が入り混じっていた。彼女は両手を軽く握りしめながら、ルミネアの答えを待っていた。
ルミネアは少し間を置き、しっかりと母の目を見据えて答えた。
「もちろんじゃ。わしはお主の息子、エルトには素晴らしい才能があると思っておる。この結界を見て、それは確信した。」
その言葉に、母の表情は一瞬にして明るくなり、父も静かに頷いていた。彼らは二人とも、僕を見つめる目に期待と喜びを浮かべている。
「いや…僕は弟子にはなりたく…」
そう言おうとした瞬間、ルミネアが急に腰に携えていた袋を取り出した。
「そうじゃエルト、もしワシの弟子になってくれたら、これをやろう。」
彼女が取り出したのは、小さな種だった。僕は一瞬、意味が分からなかった。種?でも、彼女が続けた言葉がその答えを明らかにした。
「これは東方の地方で育てられている『自然薯』という野菜の種じゃ。お主の畑にはどうじゃ?」
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