私の片想い

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高校生、その後

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   私もあの人も、志望校に合格し、無事入学できました。しかし学科が違うため棟が違い、滅多に出会うことがありませんでした。


   高校生になってから、少しずつ見た目に気を使うようになり、こんな私に告白してくれる方がいらっしゃいました。その方と付き合いましたが、ずっと心の中にはあの人がいました。
   時々別棟の廊下であの人とすれ違うことがありましたが、久しぶりと一言話すだけで、本当に好きだったな、いつか大人になった時に、実は好きだったんだよと伝えたいなと心の中で思うようになっていました。


   そして高校も卒業し、私は県外の大学に、あの人は県内の大学に進学しました。あの人とは一切連絡を取る事はなかったため、存在が思い出の中の人となっていました。

   成人式の日、地元に戻り、晴れ着に身を包み垢抜けた友達と久しぶりに話していると、あの人の姿が見えました。昔の面影を少し残したまま、大人になっていました。
   成人式後に、各中学校ごとに記念撮影、飲み会がありました。正面にあの人が座っていましたが、相変わらず私は何も話せませんでした。私は何も成長していない。そしてやっぱりあの人の事は今も好きなんだなと思いました。


   社会人になって1年目のある日、私と幼なじみの友達Cから連絡がありました。友達Cは誰とでも仲良くなれる、パーソナルスペースがとても狭い子でした。あの人ともとても仲が良く、頻繁に飲みに行っていると以前から聞いていました。友達Cには、中学生の頃にあの人が好きということを話していたため、時々あの人についての話をしてくれていました。

   その日届いたメッセージは自分の目を疑うものでした。
「ごめん!酒に酔った勢いで、あの人に私がずっと好きだったことをうっかり喋ってしまった!」
何やってんだおい、と正直携帯を投げたいくらい怒りの感情が湧いてきました。
どうやって友達Cに私の怒りをぶつけるか考えていると、
「ちなみにあの人は凄く嬉しそうだったよ!言ってくれたら良かったのに~って言ってたよ!」
と追加のメッセージがありました。

   自分であの人に気持ちを伝えられなかった事は未だに後悔がありますが、きっとずっと伝えられない気がしたので、友達Cには

「ありがとう」

とメッセージを送りました。


   私の好きな人のタイプは、未だにあの人に似ている人です。たぶん、これからもずっと。


   
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