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どうも、聖剣です
どうも、ダンジョンです
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「大きいです…」
「っていうか…」
「深い…」
「入れるのか…?」
岩肌を無理やりえぐり取ったかのような洞穴の前に全員が立つ。
「これがダンジョン…」
それがアゲハ以外の、全員の感想だった。
「フレイたちも初めてなのか?」
さらっと自分も初めてであるかのように振る舞うアゲハ。
「ダンジョンは閉鎖空間で魔物のテリトリーだから、Aランク以上じゃないと入れないんだ。Aランクでも学生のうちは念の為、安全重視で立ち入り禁止だし」
「そうなのか」
「単なる洞穴ならともかく、ダンジョンは魔物が無限に溢れ出てくるからな。一般人や子どもは近づかないように言われるんだ」
補足するクレア。
ルイスは入っていたが、あれは闇ギルドの依頼だから入れたということか。
いや、でもルイスなら表でも入っていそうだな。アゲハは思い直す。
アゲハ自身はといえば、人間界のダンジョンに入ったことは……なくはないだろうが、きっとごく数回だろう。ダンジョンを外から吹き飛ばしたことのほうが多いはずだ。
ちなみに魔界のダンジョンには何度か入ったことがある。ダンジョンは魔物の家も同然。パーティーに呼ばれることもしばしばあった。
そんなことを思い出しているうちに、フレイを筆頭にして全員が魔武器を携え、ダンジョンの入口である岩壁の穴をくぐり抜けてゆく。
「不法侵入か」
「やめてくれよアゲハ。なんか悪いことしてる気分になるだろ」
勝手に他人の家に上がって武器を持ち逃げするのは十分に悪いことだと思うのだが。地球なら空き巣や強盗と呼ぶわけだし。
しかしながら人間からすればダンジョンは魔物の巣窟で、素材集めの場所で、ランクアップの試験場でもある。そこに罪の意識などあるはずもない。
「聖剣っていうからには、1番奥に保管されてんのかな?」
「その可能性が高いだろうな」
先頭のフレイとクレアが暗闇を進みつつ話をしている。
そこへ、明るい入口に比較的近い場所にいたリズベットが勇の背中を蹴り飛ばした。
「ぐはっ! え!? 何!? 敵?」
「光属性あるんだから明かりくらい出しなさいよ」
ズサァーと転がって寝転んだままキョロキョロしている勇に向かってだと酷く聞こえるが、言っていることはまともである。
「勇様になんてことをーー」
「あ、確かに! 【プリズムライト】!」
リズベットに詰め寄ろうとした王女をド天然発言で押しのけ、勇は洞窟内に大きな光の球を浮かべた。
「目が! 目がぁあ!!」
驚くなかれ、フレイの台詞である。
「こちらにもラピ◯タが存在しそうだな」
雲の中に隠れた島が実際にあるかはさておき、アゲハは某国民的アニメを思い出して感心していた。
そのとき遠くに聞こえてきたのは、地面を大きなものが這いずり回るかのような、地響きのような重低音。
「何か来るぞ!」
気配に敏感なアゲハと、土属性のクレアだけが気づいた。クレアの警告に、全員が魔武器を構えて奥を見つめる。
近場にしては眩しすぎる勇の光球は、広い洞窟をすべて照らすには心許ない。奥は依然として闇に溺れたままだ。
「……伏せろ!」
暗闇の中に赤い点が浮かんだ――と暗視できるアゲハだけが視認した瞬間だった。アゲハの呼び声に全員が地に伏すと同時に、魔法の刃が全員の上をものすごい勢いで通り抜けていく。当たっていれば全員仲良く即首ちょんぱだったことだろう。
「あれはワイルドベア……いや、ダークベアか! 聖剣の近くになぜ闇の魔物が…」
「考えてる暇はなさそうだぜクレア。どうするよ」
のっしのっしと歩いてついに姿を現したダークベアはゆうに3メートルを超える巨体をのそのそ揺らしながらなお接近してきていた。絶対にダンジョン入口付近に現れる魔物ではない。黒い全身に赤い目のダークベアは、すでにダンジョンボスといった貫禄を醸し出している。
クレアとフレイは膝をついて立ち上がろうとする。
アゲハも立ち上がり、勢いよく地に伏したせいで咳き込んでいたペタとリズに手を差し伸べる。
「皆は僕が守る!」
カチッ。
「え?」
勇が飛び出そうと――なんなら起き上がろうとした瞬間だった。膝をつき壁に手をついた瞬間、壁が四角く凹んだ。間抜けな声は体勢を崩した勇のものだ。
「もしかして……」
「ダンジョントラップだ!」
気づいた頃には、地面に大穴があき、全員が落下している最中だった。
「落ちてるぅううー!!」
誰かしらの叫びがダンジョン中にこだました。
「っていうか…」
「深い…」
「入れるのか…?」
岩肌を無理やりえぐり取ったかのような洞穴の前に全員が立つ。
「これがダンジョン…」
それがアゲハ以外の、全員の感想だった。
「フレイたちも初めてなのか?」
さらっと自分も初めてであるかのように振る舞うアゲハ。
「ダンジョンは閉鎖空間で魔物のテリトリーだから、Aランク以上じゃないと入れないんだ。Aランクでも学生のうちは念の為、安全重視で立ち入り禁止だし」
「そうなのか」
「単なる洞穴ならともかく、ダンジョンは魔物が無限に溢れ出てくるからな。一般人や子どもは近づかないように言われるんだ」
補足するクレア。
ルイスは入っていたが、あれは闇ギルドの依頼だから入れたということか。
いや、でもルイスなら表でも入っていそうだな。アゲハは思い直す。
アゲハ自身はといえば、人間界のダンジョンに入ったことは……なくはないだろうが、きっとごく数回だろう。ダンジョンを外から吹き飛ばしたことのほうが多いはずだ。
ちなみに魔界のダンジョンには何度か入ったことがある。ダンジョンは魔物の家も同然。パーティーに呼ばれることもしばしばあった。
そんなことを思い出しているうちに、フレイを筆頭にして全員が魔武器を携え、ダンジョンの入口である岩壁の穴をくぐり抜けてゆく。
「不法侵入か」
「やめてくれよアゲハ。なんか悪いことしてる気分になるだろ」
勝手に他人の家に上がって武器を持ち逃げするのは十分に悪いことだと思うのだが。地球なら空き巣や強盗と呼ぶわけだし。
しかしながら人間からすればダンジョンは魔物の巣窟で、素材集めの場所で、ランクアップの試験場でもある。そこに罪の意識などあるはずもない。
「聖剣っていうからには、1番奥に保管されてんのかな?」
「その可能性が高いだろうな」
先頭のフレイとクレアが暗闇を進みつつ話をしている。
そこへ、明るい入口に比較的近い場所にいたリズベットが勇の背中を蹴り飛ばした。
「ぐはっ! え!? 何!? 敵?」
「光属性あるんだから明かりくらい出しなさいよ」
ズサァーと転がって寝転んだままキョロキョロしている勇に向かってだと酷く聞こえるが、言っていることはまともである。
「勇様になんてことをーー」
「あ、確かに! 【プリズムライト】!」
リズベットに詰め寄ろうとした王女をド天然発言で押しのけ、勇は洞窟内に大きな光の球を浮かべた。
「目が! 目がぁあ!!」
驚くなかれ、フレイの台詞である。
「こちらにもラピ◯タが存在しそうだな」
雲の中に隠れた島が実際にあるかはさておき、アゲハは某国民的アニメを思い出して感心していた。
そのとき遠くに聞こえてきたのは、地面を大きなものが這いずり回るかのような、地響きのような重低音。
「何か来るぞ!」
気配に敏感なアゲハと、土属性のクレアだけが気づいた。クレアの警告に、全員が魔武器を構えて奥を見つめる。
近場にしては眩しすぎる勇の光球は、広い洞窟をすべて照らすには心許ない。奥は依然として闇に溺れたままだ。
「……伏せろ!」
暗闇の中に赤い点が浮かんだ――と暗視できるアゲハだけが視認した瞬間だった。アゲハの呼び声に全員が地に伏すと同時に、魔法の刃が全員の上をものすごい勢いで通り抜けていく。当たっていれば全員仲良く即首ちょんぱだったことだろう。
「あれはワイルドベア……いや、ダークベアか! 聖剣の近くになぜ闇の魔物が…」
「考えてる暇はなさそうだぜクレア。どうするよ」
のっしのっしと歩いてついに姿を現したダークベアはゆうに3メートルを超える巨体をのそのそ揺らしながらなお接近してきていた。絶対にダンジョン入口付近に現れる魔物ではない。黒い全身に赤い目のダークベアは、すでにダンジョンボスといった貫禄を醸し出している。
クレアとフレイは膝をついて立ち上がろうとする。
アゲハも立ち上がり、勢いよく地に伏したせいで咳き込んでいたペタとリズに手を差し伸べる。
「皆は僕が守る!」
カチッ。
「え?」
勇が飛び出そうと――なんなら起き上がろうとした瞬間だった。膝をつき壁に手をついた瞬間、壁が四角く凹んだ。間抜けな声は体勢を崩した勇のものだ。
「もしかして……」
「ダンジョントラップだ!」
気づいた頃には、地面に大穴があき、全員が落下している最中だった。
「落ちてるぅううー!!」
誰かしらの叫びがダンジョン中にこだました。
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