追放された聖女、癒やしスキルを“保険”として売ったら国家事業になりました

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第11話 パン屋の掲示板と、門の外で待つ影

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 “パン屋の掲示板に返事を貼っておいて”なんて、半年前の私なら絶対に出来ない相談だった。 
 それでも今朝、私は震える手で、その紙片を木の板に押し留めていた。 
 
 ◇◇◇ 
 
 神殿裏通りの、小さなパン屋。 
 
 通りに面した木の扉から、焼きたてのパンとバターの香りが外まで漂っている。 
 その隣にある小さな掲示板——昔から、近所の子どもたちが落書きまじりに“遊びの約束”を書きつけていた場所だ。 
 
 私はそこに、今朝一番で短い言葉を残した。 
 
 『エレナへ。 
 門の外で会いましょう。 
 三日後の午前、神殿南門前——リゼル』 
 
 小さな紙片は、掲示板の端に押し留められている。 
 誰かに剥がされていないか、何度も振り返ってしまう自分がおかしくて、苦笑した。 
 
 「……ここまで来たら、もう覚悟を決めるしかないですよね」 
 
 誰にともなくつぶやいて、パン屋の顔馴染みの奥さんに一つだけ丸パンを買う。 
 甘くてやわらかいその味は、見習い時代から変わっていなかった。 
 
 ただ一つ違うのは——そのパンをかじりながら歩く私の足が、もう神殿へは戻らないということだ。 
 
 ◇◇◇ 
 
 三日後の朝。 
 
 王都アルマレストの空はうっすらと曇っていて、日差しはまだやわらかい。 
 神殿南門へと続く石畳の道には、巡礼者と商人がちらほら行き交っていた。 
 
 「本当に、来てくれるでしょうか」 
 
 胸元の光の糸をそっと撫でる。 
 そこにエレナとの繋がりはないはずなのに、どこか落ち着かない。 
 
 「緊張してる?」 
 
 隣で、落ち着いた声がした。 
 
 「……してます」 
 
 振り返ると、マリナとユリウスが少し離れた場所に立っていた。 
 
 マリナは、いつものギルドの制服ではなく、目立たない茶色の外套姿。 
 ユリウスも、紋章のない簡素な上着を羽織っている。 
 
 「二人とも、本当に一緒に来てよかったんですか」 
 
 「何度言わせるのよ。 
 “こっちの人間も連れていけ”って言ったのは私でしょ」 
 
 マリナが肩をすくめる。 
 
 「それに——」 
 
 ユリウスが、視線だけで神殿の白い壁を見やった。 
 
 「神殿と君のあいだで起こることは、財務省にとっても無関係ではない。 
 “癒やし保険”が本格的に広まれば、いずれあそこと向き合うことになるからな」 
 
 「巻き込んでしまって、すみません」 
 
 「巻き込んだのはお互い様だ」 
 
 ユリウスは、ほんの少しだけ口元をゆるめた。 
 
 「私も、数字の外側にある“信仰の世界”とやらを、いい加減現実として見ておくべきだろう」 
 
 そう言っているくせに、神殿を見上げる目には、わずかな緊張が混じっている。 
 
 「とにかく、あんたは“エレナ”に集中しなさい」 
 
 マリナが私の背中をぽん、と押した。 
 
 「神殿全体と喧嘩しに来たんじゃない。 
 まずは一人の友達と、ちゃんと話すのよ」 
 
 「……はい」 
 
 深く息を吸って、南門のほうへ歩き出す。 
 
 ◇◇◇ 
 
 神殿南門は、巡礼者用に開かれた出入り口だ。 
 正門ほど厳重ではないが、それでも見張りの神官が二人ほど立っている。 
 
 白い階段の上に、見慣れた灰色の法衣姿が一人。 
 
 薄栗色の髪をきちんとまとめ、両手を前で組んで立つその姿は、見間違えようがなかった。 
 
 「……エレナ」 
 
 小さく名前を呼ぶと、彼女がはっと顔を上げた。 
 
 薄茶色の瞳が、こちらを捉える。 
 次の瞬間、抑えきれなかったように、エレナは階段を駆け下りてきた。 
 
 「リゼル!」 
 
 呼びかけと同時に、ぎゅっと抱きしめられる。 
 
 「ちょっ……エレナ、人前です……!」 
 
 「いいの! このくらいなら“親しい友人との再会”って言い訳できるから!」 
 
 必死に囁くその声が、懐かしくて、泣きそうになる。 
 
 神殿の石の匂いと、見習い用の安い香油の匂い。 
 全部、何ヶ月も前に置いてきたはずの匂いだ。 
 
 「……痩せた?」 
 
 「そっちこそ」 
 
 抱きしめる力が少しずつゆるんでいく。 
 エレナが一歩下がって、私の顔をまじまじと見つめた。 
 
 「本当に……本当に、生きてた」 
 
 「当たり前です。 
 追放されたくらいで、簡単に死にません」 
 
 冗談めかして言うと、エレナの目にぽろりと涙が溜まった。 
 
 「こっちは、“どこかで倒れてないか”ってずっと心配してたのよ……」 
 
 「ごめん。 
 でも、ちゃんと立ってます。 
 ——神殿の外で」 
 
 そう告げると、エレナは唇をきゅっと結んだ。 
 
 「……うん。 
 その“外の景色”を、今日は聞きに来たんだもの」 
 
 彼女の視線が、ちらりと私の後ろへ向く。 
 
 「そちらの方々は?」 
 
 「あ」 
 
 私は慌てて振り返った。 
 
 「ギルドの受付をしているマリナさんと、財務省のユリウスさんです。 
 今日のことを、一緒に見ていてもらいたくて」 
 
 「初めまして。 
 神殿の中で燻ってる人間代表、みたいなもんです」 
 
 マリナが軽く会釈する。 
 
 「お会いできて光栄です。 
 外の世界の聖女さんの話は、興味深いので」 
 
 「……はじめまして。 
 財務省所属のグレンフィードです」 
 
 ユリウスも、ぎこちなく頭を下げた。 
 
 エレナは、少しかしこまった動きで礼を返す。 
 
 「エレナ=フィオナ・エストレイルと申します。 
 アルマリア大神殿治療院所属、聖女見習いです」 
 
 彼女の自己紹介には、まだ“神殿の人間としての緊張”が色濃く残っていた。 
 
 ◇◇◇ 
 
 南門から少し離れた場所に、小さな石造りの噴水広場がある。 
 巡礼者の休憩所になっているそこは、神殿の視線からも少しだけ外れていた。 
 
 「ここなら、そうそう誰かに聞かれないはず」 
 
 エレナが周囲を確認してから、ベンチに腰を下ろす。 
 私も隣に座り、マリナとユリウスは少し離れた場所で立ったまま見守る格好になった。 
 
 「まずは……ごめんなさい」 
 
 エレナは、開口一番そう言った。 
 
 「あなたが追放されるとき、なにも出来なかった。 
 あんなに近くにいたのに、声すら上げられなかった」 
 
 震える声に、胸の奥がきゅっと掴まれる。 
 
 「私、怖かったの。 
 “上層部に逆らったら、自分も同じ目に遭う”って。 
 あなたが“仕組みを変えたい”って言ったときも、聞こえないふりをした」 
 
 「エレナ」 
 
 「だから、今さら“外の話を聞かせて”なんて、都合が良すぎるってわかってる。 
 それでも——知りたいの。 
 あなたが神殿の外で、なにをしてるのか」 
 
 その必死な眼差しに、私は少しだけ息を呑んだ。 
 
 「……都合がいいなんて、思ってません」 
 
 「え?」 
 
 「だって、私も都合がいいですから」 
 
 自分で言って、自分で苦笑する。 
 
 「追放されて、外でなんとかやっていけるようになって。 
 今さら、“中に残ってる人たちのことが気になる”って言ってるんです。 
 それだって、十分わがままですよね」 
 
 エレナの目が、少しだけ見開かれた。 
 
 「だから、おあいこです。 
 “都合がいい者同士”、少しくらい話しても罰は当たりません」 
 
 「……本当に、変わってないようで、変わったわね、リゼル」 
 
 エレナが、涙を拭いながら笑う。 
 
 「じゃあ、教えて。 
 “癒やしを保険として売る”って、どういうこと?」 
 
 神殿の上層部から見れば“冒涜”以外のなにものでもない、その仕組み。 
 
 私は、胸元の光の糸にそっと触れながら、ゆっくりと言葉を選んだ。 
 
 「“怪我をしてから金を払う”んじゃなくて、“怪我をする前に少しずつ払っておく”仕組みです。 
 毎月の給金から、銀貨一枚とか二枚とか。 
 その代わり、重い怪我をしたときは、その人の代わりにポーションや治療代を私が引き受ける」 
 
 「それが、“保険”」 
 
 「はい。 
 怪我をしなかった月は、損をしたように感じるかもしれません。 
 でも、“怪我をしたときでも生活が潰れない”安心料だと考えれば——」 
 
 エレナは、真剣な表情で聞いていた。 
 
 「神殿では、“癒やしは神の慈悲であり、値札をつけるものではない”って教わる。 
 でも現実には、寄進の額で受けられる治療も変わる」 
 
 彼女自身、その矛盾にうすうす気づいていたのだろう。 
 
 「保険は、“神の慈悲”の代わりになれるの?」 
 
 鋭い問いだった。 
 
 「……なれないと思います」 
 
 私は、はっきりと言った。 
 
 「神様が本当にいるのかどうか、私は自信が持てなくなってしまったけれど。 
 でも、“誰かに祈られている”って感覚そのものは、きっとお金では買えません」 
 
 胸の奥が、少しだけ痛む。 
 
 「私がやろうとしているのは、“その祈りを支える仕組み”です。 
 “祈れば救われるはず”と言いながら、お金がない人を見捨てる世界が嫌でした。 
 だから、祈る人と祈られる人が、“少しでも対等になれるように”数字で支えたいんです」 
 
 エレナは、しばらく黙っていた。 
 
 噴水の水音だけが、静かに響く。 
 
 「……“祈りを支える仕組み”」 
 
 やがて、彼女が小さくつぶやいた。 
 
 「それを聞いたら、余計に上の人たちは怒りそうね」 
 
 「でしょうね」 
 
 思わず苦笑する。 
 
 「“神の慈悲に数字を持ち込むな”って言われましたから。 
 でも——怪我をしても治療費が払えず、神殿から追い返される人たちを見て、“これが本当に慈悲なの?”って、私は思ってしまった」 
 
 エレナが、ぎゅっと法衣の裾を握った。 
 
 「……わたしも、何度も思ったわ」 
 
 震える声。 
 
 「“今日の寄進は少ないから、この人には軽い治療しかできません”って、上の人に言われるたびに。 
 “神様はそんな細かい計算しないでしょ”って、心の中で叫んでた」 
 
 「エレナ」 
 
 私は、そっと彼女の手に触れた。 
 
 「神に祈りながら、同時に計算もしてるあの場所に、わたしの居場所はありませんでした。 
 だから外に出て、“計算をする役目”を自分で引き受けようと思ったんです」 
 
 「数字で人を切り捨てるんじゃなくて、数字で守るために?」 
 
 「うん」 
 
 彼女の目に、少しだけ光が戻る。 
 
 「ねえ、リゼル。 
 あなた、今……幸せ?」 
 
 不意に投げかけられた問いに、少しだけ言葉が詰まる。 
 
 神殿を追い出された日。 
 ギルドで震えながら治療を始めた頃。 
 兵士たちと笑い合うようになった今。 
 
 「……怖いことも不安なことも、毎日あります」 
 
 それは嘘じゃない。 
 
 「でも、神殿にいた頃より、“自分で選んでここにいる”って言える分、ずっと息がしやすいです」 
 
 エレナは、ゆっくりと瞬きをした。 
 
 「……いいな」 
 
 ぽつりと漏れたその本音が、痛いほど胸に刺さる。 
 
 「わたし、まだ、あの壁の中に“いなきゃいけない”って思い込んでる。 
 “ここを出たら生きていけない”って。 
 でも、本当は——外の空気を吸ってみたい」 
 
 法衣の胸元を、彼女はぎゅっと握りしめた。 
 
 「わたしが外に出たら、誰か困る?」 
 
 その問いに、私は一瞬だけ、神殿の上層部の顔を思い浮かべる。 
 
 “信仰心が足りない聖女”を追い出したあの日。 
 私の涙を、冷ややかな目で見下ろしていた彼らを。 
 
 「困る人もいるでしょうね。 
 “便利な働き手”が減るから」 
 
 正直に答える。 
 
 「でも、エレナが“息ができる場所”を選んだら、その選択で救われる人もいると思います」 
 
 「救われる人?」 
 
 「神殿の外で、エレナに癒やされる人たちです」 
 
 エレナの喉が、ごくりと鳴った。 
 
 「……怖い」 
 
 小さな声で、彼女は言う。 
 
 「神殿を出るのも、 
 このまま残るのも、 
 どっちも怖い」 
 
 「うん」 
 
 私は、その恐怖を否定しなかった。 
 
 「だから、今すぐ決めなくていいです。 
 ただ、“外にも居場所があるかもしれない”ってことだけ、知っておいてほしい」 
 
 エレナの手を、しっかりと握る。 
 
 「ギルドにも、駐屯地にも、“癒やしを必要としてる人”はたくさんいます。 
 もしいつか、本当に息が苦しくなったら——」 
 
 一度、言葉を飲み込み、覚悟を込めて続けた。 
 
 「そのときは、“保険聖職者”として、うちの仕組みに飛び込んできてください」 
 
 エレナの目が、大きく見開かれる。 
 
 「……それ、本気?」 
 
 「本気です」 
 
 迷いなく答える。 
 
 「神殿に居場所がない聖女のための、“もう一つの居場所”を作りたい。 
 その最初の一人になってほしいって、ずっと思ってました」 
 
 エレナは、唇を震わせ、やがてふっと笑った。 
 
 「ああもう……やっぱりリゼルだわ」 
 
 「え?」 
 
 「自分のことで手一杯なくせに、すぐ“誰かの居場所”の話をするんだから」 
 
 目尻に涙を浮かべながらも、その笑顔はどこか晴れやかだった。 
 
 「……すぐには答えを出せない。 
 上の人たちも、あなたのことを警戒してる。 
 今日ここに来ただけでも、本当は後で叱られると思う」 
 
 そこまで言って、エレナは立ち上がった。 
 
 「でも、いつか。 
 “ここにいるのが苦しい”って心から思ったとき、その言葉を思い出す」 
 
 法衣の胸元をとん、と叩く。 
 
 「“神殿の外にも、祈りを支える場所がある”って」 
 
 「……うん」 
 
 胸の奥の光の糸が、かすかに震えた気がした。 
 契約で結ばれていないはずのエレナとの間にも、見えない何かが繋がっていくような感覚。 
 
 「お互い、簡単には変われない場所にいるけど——」 
 
 エレナが、少し照れくさそうに笑う。 
 
 「それでもいつか、“同じ空気”を吸える日が来たらいいね」 
 
 「そのときは、パン屋の丸パンでお祝いしましょう」 
 
 「約束」 
 
 差し出された小指に、自分の小指を絡める。 
 
 ——神殿の中でこっそりしていた、子どものような約束。 
 それが今、壁の外で結び直されている。 
 
 エレナが神殿へ戻っていく背中を見送りながら、私は小さく息を吐いた。 
 
 「……大丈夫?」 
 
 少し離れたところから、マリナが近づいてくる。 
 
 「大丈夫じゃないです。 
 でも、来てよかったです」 
 
 本音をこぼすと、マリナは「そりゃそうよ」と笑った。 
 
 ユリウスは、神殿の白い壁をじっと見つめたまま、低くつぶやく。 
 
 「“祈りを支える仕組み”か。 
 数字と信仰の間に、そんな言葉があるとは思わなかった」 
 
 「まだ、私も探り探りですけどね」 
 
 「それでいい」 
 
 ユリウスが、こちらを振り返る。 
 
 「完璧な答えを求めていたら、一歩も動けなくなる。 
 君たちのように、“怖いまま歩き出す人間”がいなければ、仕組みは変わらない」 
 
 その言葉に、胸の中の不安が少しだけ和らいだ。 
 
 ——神殿の外で、数字と祈りのあいだを行き来しながら。 
 私は今日も、自分の居場所と、誰かの居場所を同時に選び直そうとしている。 
 
 いつか本当に、あの白い壁の中から誰かが出てきたとき—— 
 胸を張って迎えられるように。 
 
 「怖いままでもいい。 
 それでも、自分で選んだ場所で息をしていい」 
 
 そう言える私でいたいと、強く思った。
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