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惑星の住人に接触

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 「えーと蛍さんや?何でこんな森の中なのかな?しかも夜だよね?そこは地球と合わせなくてもいいんだよ?」

 「あちゃ~・・・」

 いや続きは!?あちゃ~・・・だけじゃ分からないよ!?

 「この近くに人は住んでないの?」

 「兎人族が住んでるはずなのです!」

 いや俺もファンタジー要素と勝手に思ってきてるし、平気で魔法のある世界が良いとか言ったけどこんなに地球と剥離するもんなの!?兎人族って所謂・・・バニーさんですよね!?女の子ならバニーガールですよね!?ヤバイ!キタコレ!!!

 「行こう!今すぐそこのバニーガールの家に行こう!!」

 「いきなりどうしたのですか!?八太郎様ぁぁ!?」

 「と雲に乗って適当に走ったわけだが・・・俺のバニーガールはどこに居るんだよぉぉぉーーー!?!?」

 「落ち着いてください!八太郎様!ほら居た!あそこに居ました!」

 「・・・・・・・・・・・」

 「どうしたのでありますか!?」

 いや確かに兎人族なのだろう。だってな?あの女のケツ追いかけ回してる神様から聞いた所ラノベみたいなファンタジー世界なんだろ!?
 なら顔は人間手も足も体も人間、頭だけ兎を想像するじゃん?それで可愛い兎人族と思うじゃん?なんで俺の作った惑星では体が兎で耳だけ人間なの!?ならまんま兎で良くねぇ!?どんな進化したらこうなるんだよ!!!!

 「いや俺が想像してたのと違う・・・」

 「神がそんな発言してはいけないのです!!神は全ての生き物に平等に接さないといけないのです!」

 「うん。そうだね。俺が悪かったよ。なら挨拶してこようかな」

 まさか精霊の幼女に倫理の事を言われるとは思ってなかったぜ

 「こんにちわ!じゃなく、こんばんは!!話し通じますか!?」

 「いかにも。拙者、兎人族ハンター甚五郎と申す。其方は何者か?」

 いやあんたこそ何者だよ!?甚五郎って日本の時代劇か!?それにその低い声はなんだよ!?ハンターってあんたは狩られる方じゃないの!?

 「いや僕は一応神様?らしいです。沖田八太郎と申します」

 「なんと神様と申しますか!?図が高すぎました!どうか平に平に御容赦願います!斯くなる上はこの腹掻っ捌いてーー」

 いやあんた日本の武将ですか!?何切腹しようとしてんの!?俺普通に自己紹介しただけだよ!?

 「いや待って待って!普通に喋ってください!初めてこの世界に降り立った第一住人がいきなり切腹したら俺トラウマもんよ!?」

 「そそうですか・・・。それで一体某になんの御用がお有りで!?そりゃ若い頃いささかヤンチャをして参りましたがそれは自然の摂理と申しますか・・・ただ某は悪戯に生き物を殺生したりーー」

 いや何か罪の告白的な事言い出したぞ?はっきり思う事がある・・・こいつめんどくせぇー!ウサギの可愛い顔してるのに耳だけ人間でしかもオス・・・それでこの話し方よ・・・

 「生きるためなら仕方ないでしょう。これからも精一杯生きてください。ではさらばです」

 もっともらしい事を言って俺は空の上に向かった。第一住人との接触は失敗だ

 「どうしたのでありますか!?兎人族は嫌いですか!?」

 「いや嫌いも何も・・・あの種族は賢く生きているだろう。もう俺は分かった。だから今後あの種族とは交流をしなくていい。次の種族に向かおう。蛍?・・・分かるな?」

 俺は精一杯俺が会いたい種族・・・人間の顔をした人間じゃない種族を求めている。そう。特にメスと。直に言うのは恥ずかしいから例の神様のように蛍に伝えた

 「きゃはっはっ!八太郎様全然似てないですよぉ♪」

 何かダメぽいです・・・。

 「次はアラクネ族も近くに居ますのでそちらに会いにいきましょう」

 「アラクネ族ってどんな種族?」

 「地球で言うと蜘蛛ですぅ♪」

 いや無理無理無理!蜘蛛嫌いだから無理寄りの無理!

 「蛍さんや?某・・蜘蛛は苦手でございまする。その種族じゃない種族を所望致しまする」

 「きゃははは!今度は兎人族の物真似ですか?そんなこの国の創造神様が好き嫌いはダメなのですよ」

 うん。誤魔化してもダメみたい。

 「え~っと・・この辺の木の上にアラクネ族のお家が・・・あった!!あそこです!あそこ!!」

 そこには木の上に木の家が建っていた。綺麗にツタをクルクル回して固定して昔の日本の家みたいな家ががあった。

 「なんか凄い所に住んでるんだな。てかこんな時間に行っていいもんなの?寝てるんじゃないの?」

 「アラクネは学術的な種類で言えば魔族に属しますがあまり寝ない夜行性の種族なのですよ!」

 いや、なにかいきなり文明の感じに聞こえたが?学術的て・・・それにどう見ても夜行性に見えませんよ?家の中真っ暗ですよ?蜘蛛か・・・ビビってチビらなければいいけど・・・

 「行ってみるよ」

 俺はゆっくり雲に向かって下に動くように思うと雲は下に動いてくれた。今思えば勝手に思う通りに動くこの雲の乗り物良いよな!今更だけど。人1人分しかないけど安定感ハンパないし。てか何で俺は乗り方知ってるんだろう。

 「こんばんは!ちょっとよろしいーー」

 「おい!蛍!どういうことだ!?全然蜘蛛じゃねーじゃねーか!?」

 「ありゃっ!?これは特殊個体ですよぉ!八太郎様!良かったですね!」

 え?何が良かったの!?
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