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信長の逆鱗
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「誰だい!?・・・・大殿・・様!?」
「何をしている?此奴が珍しく血相変えて出て行ったもんだから後を付けてみれば・・・」
ドォンッ
信長さんが怒髪天の如く怒り刀でオレの横にあるテーブルを一刀両断した。
「ヒッヒィィィィ~!!」
思わずオレが1番に悲鳴をあげてしまっていた。
「武蔵ッッ!!!こういう事だったのか!?あん!?何故にワシや池田に言わぬのだ!?貴様の範疇を超えているだろうが!!!」
「「「「お館様!!!」」」」
すると、続々とみんなが集まり始めた。状況を見て何かを感じ取ったのは前田さんだ。
「武蔵君大事ないか?日頃の鍛錬を怠るからこんな事になるのだ!明日から今一度基本を教えよう。大事な女子1人守れぬのは男子とは言わぬぞ?」
「前田様・・・すいません」
「少し下がろうか。おい!武蔵君の想い人の女よ。其方も城で手当てしてもらえ」
なんか前田さんには全て見透かされているような気がする・・・。
「大殿様!これは違うのでーー」
「黙れッ!!!」
ズシャッ!
そう信長さんが一喝すると女の左腕が飛んだ。
初めて見る刀傷・・・ありえないくらい鮮血が飛び散っている。
「グヘェ~・・・・」
「武蔵君!武蔵君は目を背けるな!」
前田さんにそう言われ、頭をガッチリホールドされてしまった。
「あたいの・・・手が・・・」
「盗人に相応しいではないか。貴様がこの男に渡した短刀はワシが此奴に下賜した物ぞ。その時此奴は『格好いい』と申した。その此奴が手放すはずがなかろうよ!ならば盗んだと至極当然に思う」
「ち、違います!これは今しがたあたい達にーー」
「ふん。戯言よ。仮にそうだとしてもだ。貴様は死ですら生温い!中々正確な情報を持ってくるし、一益と郷里が同じと聞いておったから重宝しておったがそれもこれまでだな」
「な、なんでもします!なんでもしますから!!」
「ならば・・・死ねいッッ!!!!」
ズシャァァンッ!!!!!
そう言うと一刀で女の首が飛んだ。その余波であやめさんを殴った男の手を斬った。
オレはそこで気を失ってしまった。
オレは夢を見た。何故夢と認識できたかは内容ですぐに分かったからだ。
「え!?じいちゃん!?」
「うん。武蔵!久しぶりだにゃ」
間違いない!あの変な訛りはじいちゃんだ。
「そこで何してるの!?っていうか、ここはどこよ!?」
「うぁ?ここはお前の夢だが?」
いやいや夢だが?じゃねーよ!!思い出した・・・というか、忘れてた。じいちゃんは良くオレにしょーもない嘘を付いてオレはその嘘を信じていたのだよな。その度にじいちゃんは、ばあちゃんに叱られていたよな・・・。懐かしい。
「ばあちゃんは居ないの?」
「ばあさんや!?おい!ばあさんや!?」
「・・・・・・」
「うん!武蔵残念だ!ばあさんは留守らしい!がははは!」
これだ・・・これがじいちゃんだった・・・。
「武蔵よ?女に贈り物をするのに包丁はどうかと思うぞ?じいちゃんも若けぇ~頃にゃ~彼女がいっぱい居ってな?ばあさんに刺されそうになった事があったにゃ~」
「え!?浮気してたの!?」
「違う!浮気じゃねぇ~!!男の甲斐性と言うのだぞ?武蔵も彼女を見つけて写真の前に見せに来い!男とは女と遊んでなんぼだ!覚えておけ!」
「あんた!!なに変な事を武蔵に吹き込んでるのさ!!」
パチンッ
「ばあさん!?いや違う!これは男の道を教えてやっているのだ!武蔵は女の1人も連れて来ないからーー」
「また嘘ばっかり言って!!!武蔵?大きくなったね?」
ばあちゃんの声を聞くとオレが返答する事なく夢から覚めた。
「え!?ばあちゃん!?」
「な、なんぞ!気色悪い!ワシは貴様のばあさんではない!」
「あっ、なんだ池田様か・・・」
「なんぞ!その落胆した顔は!?ワシで悪かったな!まったく、情け無いぞ!狼藉者をお館様自らが成敗してくれたのを貴様は気を失いやがって!どれ程お館様が貴様に目をかけてくれてるのが分からないのか!?」
「すいません。確かに今かなり苦境でしたよね。あっ!?今何時ですか!?」
「は!?何の事じゃ!?」
「えっと・・・今の刻は!?」
「今は巳の刻じゃ」
いやいや何時だよ!?分かんねーよ!?
オレは思い出して時計を見る。10時15分だ。
「池田様ありがとうございました」
「ふん。礼なら前田に言っておけ!あいつが貴様を運んだのだ。なにゆえ、ワシの部屋に運んで来よったのか。チッ。思い出しただけでも腹が立つ。まぁ良い。起きたのなら顔を洗ってお館様の元へ行け。あぁ、忘れ物ぞ。貴様のだろう?まったくこの業物を持つに相応しい男にはようなれ!」
渡された物はスマホと短刀だった。
オレは池田さんにも深くお礼をし、後で何かまた食べ物を持ってくると約束をして信長さんの部屋に行こうとしたが、途中の大広間で怒号が聞こえてそちらに足を運んだ。
ドガンッ!!
「だからワシは何回も貴様に言ったではないか!なんのために貴様の下に付けたか分かっておるのか!?」
「申し訳ありません」
そこには青タン作った滝川さんと信長さんが居た。
「チッ。やっと目が醒めたか。貴様も座れ!」
かなり機嫌が悪い。
「織田様、この度はありがとうございまーー」
「そんな事はどうでも良い!貴様は出来る事と出来ない事くらい分からないのか!?貴様とは短い付き合いだがワシには手に取るように分かる!すぐ人に絆されて、調子に乗り、大ホラを言う」
いやいや大ホラは分からないけど確かに当たっているな!?凄い分析力だな!?
「すいません。迷惑かけないようにと・・・」
「もういい。あんなつまらん奴等に刻を掛ける程暇ではない。一益!甲賀者は全てお主に任せる!正式にお主が差配致せ!できるな?」
「はっ。金輪際あのような狼藉ができぬ様、某が手綱を引っ張ります」
「ふん。ワシは乱波者は信用しておらん。一益を信用しておる。分かったなら下がれ」
「はっ」
滝川さんは頭を摩りながら下がった。後でなにか軟膏でも持って来てあげようか。
「次は貴様だ!」
「は、はい!」
「貴様は未来から来たとか抜かすが未来では……………そんな男子が未来で……………線が細く…………名前負け甚だしい…………」
あぁ~・・・・疲れた。軽く小一時間近く説教されたのじゃないだろうか・・・。最後の方は軽くディスられてたように思うけど・・・。
要は、飯を食え!カレーを食え!太くなれ!鍛錬しろ!情け無い事言うな!名前負けするな!強くなれ!
何故カレーなのかは疑問だが筋トレくらいはしようかなと思う。
「あの女は貴様の部屋に特別に寝かせておる。観てやれ」
「ありがとうございます」
冷酷な人と言われているけど案外そんなようには思わない。怒る時は苛烈だが理不尽な事は滅多に言わない。まだそんなに中身は知らないが信長さんは凄い面倒見の良い上司のように思う。
普通に考えてあまり言いたくはないけど草の身分の人にこんなに優しくする意味はないのに信長さんはしてくれている。それはオレにもだ。特になんの功績もない素性が怪しいオレを厚遇?してくれているし。
これは、何か軍事的な事でお返ししないと申し訳ない気がする。ネットで少し勉強しようか。
オレは自分の部屋に行き、あやめさんを見る。顔に青タンができている。それによく見ると手や足にかなり切り傷がある。女の子なのにどれだけ修羅場潜り抜けて来たのだろうと思う。
寝ているように見えたのでオレは一度家に戻る事にした。なよなよせず、オレも信長さんに・・・織田家の一員になれるように頑張る!戦は出来ないし戦えないがオレには強い味方が居る!知識の源、里志君だ!!使えるコネは何でも使うぞ!
「何をしている?此奴が珍しく血相変えて出て行ったもんだから後を付けてみれば・・・」
ドォンッ
信長さんが怒髪天の如く怒り刀でオレの横にあるテーブルを一刀両断した。
「ヒッヒィィィィ~!!」
思わずオレが1番に悲鳴をあげてしまっていた。
「武蔵ッッ!!!こういう事だったのか!?あん!?何故にワシや池田に言わぬのだ!?貴様の範疇を超えているだろうが!!!」
「「「「お館様!!!」」」」
すると、続々とみんなが集まり始めた。状況を見て何かを感じ取ったのは前田さんだ。
「武蔵君大事ないか?日頃の鍛錬を怠るからこんな事になるのだ!明日から今一度基本を教えよう。大事な女子1人守れぬのは男子とは言わぬぞ?」
「前田様・・・すいません」
「少し下がろうか。おい!武蔵君の想い人の女よ。其方も城で手当てしてもらえ」
なんか前田さんには全て見透かされているような気がする・・・。
「大殿様!これは違うのでーー」
「黙れッ!!!」
ズシャッ!
そう信長さんが一喝すると女の左腕が飛んだ。
初めて見る刀傷・・・ありえないくらい鮮血が飛び散っている。
「グヘェ~・・・・」
「武蔵君!武蔵君は目を背けるな!」
前田さんにそう言われ、頭をガッチリホールドされてしまった。
「あたいの・・・手が・・・」
「盗人に相応しいではないか。貴様がこの男に渡した短刀はワシが此奴に下賜した物ぞ。その時此奴は『格好いい』と申した。その此奴が手放すはずがなかろうよ!ならば盗んだと至極当然に思う」
「ち、違います!これは今しがたあたい達にーー」
「ふん。戯言よ。仮にそうだとしてもだ。貴様は死ですら生温い!中々正確な情報を持ってくるし、一益と郷里が同じと聞いておったから重宝しておったがそれもこれまでだな」
「な、なんでもします!なんでもしますから!!」
「ならば・・・死ねいッッ!!!!」
ズシャァァンッ!!!!!
そう言うと一刀で女の首が飛んだ。その余波であやめさんを殴った男の手を斬った。
オレはそこで気を失ってしまった。
オレは夢を見た。何故夢と認識できたかは内容ですぐに分かったからだ。
「え!?じいちゃん!?」
「うん。武蔵!久しぶりだにゃ」
間違いない!あの変な訛りはじいちゃんだ。
「そこで何してるの!?っていうか、ここはどこよ!?」
「うぁ?ここはお前の夢だが?」
いやいや夢だが?じゃねーよ!!思い出した・・・というか、忘れてた。じいちゃんは良くオレにしょーもない嘘を付いてオレはその嘘を信じていたのだよな。その度にじいちゃんは、ばあちゃんに叱られていたよな・・・。懐かしい。
「ばあちゃんは居ないの?」
「ばあさんや!?おい!ばあさんや!?」
「・・・・・・」
「うん!武蔵残念だ!ばあさんは留守らしい!がははは!」
これだ・・・これがじいちゃんだった・・・。
「武蔵よ?女に贈り物をするのに包丁はどうかと思うぞ?じいちゃんも若けぇ~頃にゃ~彼女がいっぱい居ってな?ばあさんに刺されそうになった事があったにゃ~」
「え!?浮気してたの!?」
「違う!浮気じゃねぇ~!!男の甲斐性と言うのだぞ?武蔵も彼女を見つけて写真の前に見せに来い!男とは女と遊んでなんぼだ!覚えておけ!」
「あんた!!なに変な事を武蔵に吹き込んでるのさ!!」
パチンッ
「ばあさん!?いや違う!これは男の道を教えてやっているのだ!武蔵は女の1人も連れて来ないからーー」
「また嘘ばっかり言って!!!武蔵?大きくなったね?」
ばあちゃんの声を聞くとオレが返答する事なく夢から覚めた。
「え!?ばあちゃん!?」
「な、なんぞ!気色悪い!ワシは貴様のばあさんではない!」
「あっ、なんだ池田様か・・・」
「なんぞ!その落胆した顔は!?ワシで悪かったな!まったく、情け無いぞ!狼藉者をお館様自らが成敗してくれたのを貴様は気を失いやがって!どれ程お館様が貴様に目をかけてくれてるのが分からないのか!?」
「すいません。確かに今かなり苦境でしたよね。あっ!?今何時ですか!?」
「は!?何の事じゃ!?」
「えっと・・・今の刻は!?」
「今は巳の刻じゃ」
いやいや何時だよ!?分かんねーよ!?
オレは思い出して時計を見る。10時15分だ。
「池田様ありがとうございました」
「ふん。礼なら前田に言っておけ!あいつが貴様を運んだのだ。なにゆえ、ワシの部屋に運んで来よったのか。チッ。思い出しただけでも腹が立つ。まぁ良い。起きたのなら顔を洗ってお館様の元へ行け。あぁ、忘れ物ぞ。貴様のだろう?まったくこの業物を持つに相応しい男にはようなれ!」
渡された物はスマホと短刀だった。
オレは池田さんにも深くお礼をし、後で何かまた食べ物を持ってくると約束をして信長さんの部屋に行こうとしたが、途中の大広間で怒号が聞こえてそちらに足を運んだ。
ドガンッ!!
「だからワシは何回も貴様に言ったではないか!なんのために貴様の下に付けたか分かっておるのか!?」
「申し訳ありません」
そこには青タン作った滝川さんと信長さんが居た。
「チッ。やっと目が醒めたか。貴様も座れ!」
かなり機嫌が悪い。
「織田様、この度はありがとうございまーー」
「そんな事はどうでも良い!貴様は出来る事と出来ない事くらい分からないのか!?貴様とは短い付き合いだがワシには手に取るように分かる!すぐ人に絆されて、調子に乗り、大ホラを言う」
いやいや大ホラは分からないけど確かに当たっているな!?凄い分析力だな!?
「すいません。迷惑かけないようにと・・・」
「もういい。あんなつまらん奴等に刻を掛ける程暇ではない。一益!甲賀者は全てお主に任せる!正式にお主が差配致せ!できるな?」
「はっ。金輪際あのような狼藉ができぬ様、某が手綱を引っ張ります」
「ふん。ワシは乱波者は信用しておらん。一益を信用しておる。分かったなら下がれ」
「はっ」
滝川さんは頭を摩りながら下がった。後でなにか軟膏でも持って来てあげようか。
「次は貴様だ!」
「は、はい!」
「貴様は未来から来たとか抜かすが未来では……………そんな男子が未来で……………線が細く…………名前負け甚だしい…………」
あぁ~・・・・疲れた。軽く小一時間近く説教されたのじゃないだろうか・・・。最後の方は軽くディスられてたように思うけど・・・。
要は、飯を食え!カレーを食え!太くなれ!鍛錬しろ!情け無い事言うな!名前負けするな!強くなれ!
何故カレーなのかは疑問だが筋トレくらいはしようかなと思う。
「あの女は貴様の部屋に特別に寝かせておる。観てやれ」
「ありがとうございます」
冷酷な人と言われているけど案外そんなようには思わない。怒る時は苛烈だが理不尽な事は滅多に言わない。まだそんなに中身は知らないが信長さんは凄い面倒見の良い上司のように思う。
普通に考えてあまり言いたくはないけど草の身分の人にこんなに優しくする意味はないのに信長さんはしてくれている。それはオレにもだ。特になんの功績もない素性が怪しいオレを厚遇?してくれているし。
これは、何か軍事的な事でお返ししないと申し訳ない気がする。ネットで少し勉強しようか。
オレは自分の部屋に行き、あやめさんを見る。顔に青タンができている。それによく見ると手や足にかなり切り傷がある。女の子なのにどれだけ修羅場潜り抜けて来たのだろうと思う。
寝ているように見えたのでオレは一度家に戻る事にした。なよなよせず、オレも信長さんに・・・織田家の一員になれるように頑張る!戦は出来ないし戦えないがオレには強い味方が居る!知識の源、里志君だ!!使えるコネは何でも使うぞ!
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