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それから、しばらくして
覚悟を決めたのか、慎から別れ話をされた。
慎「…さとちゃん…ごめん、僕…茅波ちゃんの事が
好きになって…だから、僕と別れて欲しいんだ」
こうなる展開は、目に見えていたが
私は正直、慎と別れたくなかった。
今までの楽しかった思い出とか、
どうしてくれるんだと思う。
でも、ここで別れたくないと言うのは
茅波の恋を盛り上げる演出にされてしまうと、
キッパリ別れる事にした。
木谷「…分かった」
そして、私と慎が別れた後、
茅波と慎が付き合い始めたと風の噂で
耳に入って来た。
だろうなと思ったが
そんな2人に黙っていない淳太は
再度、茅波にアタックしたが玉砕。
淳太「…ッ」
酷く傷心している淳太に、
何と声を掛けたらいいのか…
どうせ、茅波はお前とくっ付くんだから
待ってろよとか言えばいいのか?
木谷「…えと、プリンあげるから
元気出して」
淳太「さとッ…」
そんな淳太に声を掛けたが為に、
また茅波の術中にはまる事になった。
それは、淳太の傷心モードが
落ち着いて来た頃である。
学校の教室にて
淳太「さと、俺と付き合って」
慰めた私に好意を抱いたんだか知らないが、
告白して来た淳太。
これで私が淳太と付き合い出したら、
どうせ、茅波が淳太の元にやってくるに違いない。
慎のタイプは、金髪王子様系。
淳太のタイプは、黒髪強面系。
どのくらいの割合かは知らないが、
慎のタイプは、最終的にヒロインと結ばれない
率が高いと思っている。
茅波は、私から慎を奪っておきながら、
最終的には淳太の元に戻って
HAPPYENDをかます魂胆なのだろう。
本当、私は茅波の恋愛の歯車で
都合の良くされる存在。
木谷「…茅波の代わりが私って事だよね」
淳太「…ッ」
何バツそうな顔してんだよこいつ。
幼稚園から私も一緒だったのに、
なんで私は都合の良い女扱いされないと
いけないんだ。
木谷「フラれた同士、傷の舐め合いなんでしょ」
淳太「…」
黙んなよ、オチキャラ。
木谷「淳太は、昔から茅波茅波って言ってて
茅波の事しか頭に無いみたいだけどさ、
私の事、考えた事無いでしょ?」
淳太「…いや、そんな事は」
目を泳がせる淳太。
木谷「はぁ、どーせ、聞いてるんでしょ茅波」
私は少しだけ空いていた教室のドアの方に
声を掛けた。
茅波が今この話を聞いている事は予感していて
案の定、茅波は教室に入ってきた。
茅波「…さと」
お前が、バツそうな顔してんじゃねぇよ。
木谷「…淳太」
淳太「…」
木谷「ここで、私が淳太と付き合うって言ったら
間違いなく茅波は慎と別れて、
淳太のところに来るよ」
小声で淳太に告げた。
木谷「どうする?」
淳太「ど…どうするって…」
木谷「考えなくても、答えは決まってるんでしょ?
散々、茅波茅波言ってた淳太は、
今更私の事なんて考えない、考えるわけがない」
そして、
私は茅波の目の前で、淳太にキスをした。
驚く淳太。
ショックを受けた顔をする茅波。
木谷「よかったね淳太、これで
長年想い続けてた茅波と恋人になれるよ」
淳太「…ぇ」
木谷「お幸せに…
金輪際、私に近づかないでね」
私は淳太を突き飛ばし、教室を後にした。
覚悟を決めたのか、慎から別れ話をされた。
慎「…さとちゃん…ごめん、僕…茅波ちゃんの事が
好きになって…だから、僕と別れて欲しいんだ」
こうなる展開は、目に見えていたが
私は正直、慎と別れたくなかった。
今までの楽しかった思い出とか、
どうしてくれるんだと思う。
でも、ここで別れたくないと言うのは
茅波の恋を盛り上げる演出にされてしまうと、
キッパリ別れる事にした。
木谷「…分かった」
そして、私と慎が別れた後、
茅波と慎が付き合い始めたと風の噂で
耳に入って来た。
だろうなと思ったが
そんな2人に黙っていない淳太は
再度、茅波にアタックしたが玉砕。
淳太「…ッ」
酷く傷心している淳太に、
何と声を掛けたらいいのか…
どうせ、茅波はお前とくっ付くんだから
待ってろよとか言えばいいのか?
木谷「…えと、プリンあげるから
元気出して」
淳太「さとッ…」
そんな淳太に声を掛けたが為に、
また茅波の術中にはまる事になった。
それは、淳太の傷心モードが
落ち着いて来た頃である。
学校の教室にて
淳太「さと、俺と付き合って」
慰めた私に好意を抱いたんだか知らないが、
告白して来た淳太。
これで私が淳太と付き合い出したら、
どうせ、茅波が淳太の元にやってくるに違いない。
慎のタイプは、金髪王子様系。
淳太のタイプは、黒髪強面系。
どのくらいの割合かは知らないが、
慎のタイプは、最終的にヒロインと結ばれない
率が高いと思っている。
茅波は、私から慎を奪っておきながら、
最終的には淳太の元に戻って
HAPPYENDをかます魂胆なのだろう。
本当、私は茅波の恋愛の歯車で
都合の良くされる存在。
木谷「…茅波の代わりが私って事だよね」
淳太「…ッ」
何バツそうな顔してんだよこいつ。
幼稚園から私も一緒だったのに、
なんで私は都合の良い女扱いされないと
いけないんだ。
木谷「フラれた同士、傷の舐め合いなんでしょ」
淳太「…」
黙んなよ、オチキャラ。
木谷「淳太は、昔から茅波茅波って言ってて
茅波の事しか頭に無いみたいだけどさ、
私の事、考えた事無いでしょ?」
淳太「…いや、そんな事は」
目を泳がせる淳太。
木谷「はぁ、どーせ、聞いてるんでしょ茅波」
私は少しだけ空いていた教室のドアの方に
声を掛けた。
茅波が今この話を聞いている事は予感していて
案の定、茅波は教室に入ってきた。
茅波「…さと」
お前が、バツそうな顔してんじゃねぇよ。
木谷「…淳太」
淳太「…」
木谷「ここで、私が淳太と付き合うって言ったら
間違いなく茅波は慎と別れて、
淳太のところに来るよ」
小声で淳太に告げた。
木谷「どうする?」
淳太「ど…どうするって…」
木谷「考えなくても、答えは決まってるんでしょ?
散々、茅波茅波言ってた淳太は、
今更私の事なんて考えない、考えるわけがない」
そして、
私は茅波の目の前で、淳太にキスをした。
驚く淳太。
ショックを受けた顔をする茅波。
木谷「よかったね淳太、これで
長年想い続けてた茅波と恋人になれるよ」
淳太「…ぇ」
木谷「お幸せに…
金輪際、私に近づかないでね」
私は淳太を突き飛ばし、教室を後にした。
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