完璧を目指す一華さんは自分好みのスパダリも育成しちゃいます!

涼月

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Episode2 プロデュース第一弾

完璧彼女の完璧じゃない一時 (一華side)①

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 月曜日。
 一華はいつもと変わらない時間に起きて、いつもと変わらない完璧笑顔を張り付けて、素早く的確に仕事をこなしていた。

 勤務先は食品を扱う商社で、チョコレート製品の輸入に携わっている。他国とのやり取りでは日本の常識が通用しない時もあるので、常に勉強が欠かせない。また業務内容も納期に関することから、通関関連、輸送中の温度管理など多岐に渡っているが、入社以来手掛けてきているので、多少のトラブルでは動じなくなっていた。

 焦る部下たちに笑顔で指示しながら、今日も無事一日終了したのだった。

 午後七時半。今日は打ち合わせも早く終わり部長も外に出ている。これ以上の残業は部下の迷惑になるので、早々に退社することにした。
 Lineを確認するも、予想通り龍輝からはまだ連絡が無い。

 きっと今日も残業なのだろうなと思いつつ、『お疲れ様』の言葉を送っておいた。

 その時、あるアカウントからの久しぶりの連絡を見つけて、ちょっと口の端を引きつらせた。

 石橋燈子いしばしとうこ。高校時代からの親友。寧ろ腐れ縁とでもいうべきか。
 燈子も、一華に負けず劣らずの完璧ぶりを発揮している女性で、なんとなく馬が合ってつるむようになった。同時に良きライバルでもある。
 
 女性らしく柔らかい雰囲気の一華とは違って、ベリーショートの髪が似合う姉御肌的な燈子。

 彼女も恋愛方面は苦労していたが、半年ほど前に見事ゴールイン。
 年下彼氏に程よく束縛されて、ご満悦のウキウキ新婚生活を送っている。

 そんな彼女からのLine。
 いったい今度はどんな惚気を聞かされるのかと思えば、旦那が出張で泊まりでいないから、久しぶりに一緒に呑もうと言うお誘い。

 そうだわ。今までは惚気を聞かされるだけに甘んじてきたけれど、今日はさりげなーく龍輝のことを自慢しちゃおう!

 いつもの冷静キャラはどこへやら。負けず嫌いで見栄っ張りな一面が顔をもたげた。
 
 ふふふ。今日は私がマウントとるわよ!
 
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