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隠れ処の屋上に座り込んで、ぼんやりと空を眺めた。
晴天が続いていて、当たり前のように蒼い空が頭上に広がっている。
もうすぐ梅雨の季節になるから、この蒼穹も移ろいでいくのだろう。
昨日は不思議な出逢いがあった。
柊にレイプされてから、今までの日常とは明らかに変わった。
人と関わる機会が一気に増えたし、陽人との関係もすごく変わった。
それが、良いことなのか、悪い事なのかはわからないけど、この流れにはきっと逆らえないんだろうってなって気がした。
今日も陽人に守られながら、放課後まで無事に過ごす事が出来た。
そのうち、こんな事も収まるとは思うけど、一日中、しかも連日続くと流石に気が滅入ってくる。
「昨日の放課後、轟に襲われたんだって?」
隣で柵に寄りかかって座ってる陽人が、横目で俺を見た後、優しい口調で尋ねてきた。
「えっ?あぁ、まぁ……」
ーー何で陽人が知ってるんだよ……
生徒会長って位置にいるからなのか、友達や人付き合いが多いからか、陽人の耳には何でも入ってしまう。
「俺なりにナンパやあの男から、逃れられる方法を考えたんだけどさ。但し、下校の時“限定”だけどね」
「マジで!?」
「その方法を今から教えるから。5分後に、演劇部の部室前に集合だよ」
「わかった、5分後な」
俺と陽人は屋上で解散して、其々に待ち合わせ場所へと向かった。
ーーーー演劇部ーーーー
手書きの紙の看板が貼り付けられた、1階奥の外れにひっそりとある部室だった。陽人が先に着いてドアの前で待っていて、部室の中へ案内された。
「こちらは、1年の遠藤莉奈(えんどう りな)ちゃん。演劇部で衣装を担当してるよ」
「ゆず先輩、よろしくお願いします」
「あぁ……よろしく」
「はる先輩、これ頼まれていた物です」
「ありがとう。すごく助かるよ」
陽人が受け取った大きめの茶色の手提げの紙袋を、今度は俺の目の前に突き出してきた。
「柚希、これ着て」
袋の中身を見ると、うちの学校の女子の制服と靴下、1年用の上履き、黒髪のロン毛のウィッグとカチューシャ、使い捨ての黒カラコンが入ってる。
「はぁ?ふざけんなよ!こんなの着られるかよ!」
中身を見て即効、紙袋を乱暴に陽人へ突き返した。
「すみません……演劇部で使ってる衣装じゃ、やっぱり嫌ですよね。一応、クリーニング済みですし、ほぼ新品で綺麗だと思うんですけど…」
「いや、そうじゃなくて……なんで女子の制服、着なきゃなんねぇのて思ってさ……だから、謝んなくていいよ」
「今のままじゃ、また襲われたり拉致される可能性があるよね?変装して帰れば、奴等の目を眩ませられるかなって」
「こんなので、誤魔化せるのかよ……」
「とりあえず、着てみてから考えよう。あまり変化がないようなら、また別の方法考えるし」
陽人はニッコリと笑みを浮かべると、強引に紙袋を渡してきた。
奥の見えない場所でコソコソと着替え、鏡に写る情けない自分に呆れ溜め息を吐く。
重い足取りで歩き、女装した姿で渋々と二人の前に現れた。
「すげー、足スースーする……」
「うん、似合ってる。女の子にしか見えないよ。髪と瞳の色が変わるだけで、結構わからないね。柚希、清純派アイドルみたいですごく可愛い」
「うるせぇよ!」
只でさえ羞恥で顔から火が出そうなほど恥ずかしいのに、陽人の言葉で恥ずかしいのが限界突破して涙目になる。
「めっちゃ可愛いです!それ、ゆず先輩に譲るので、自由に使って下さい」
「衣装、俺にくれて大丈夫なの?」
「沢山あるから、一着くらい平気です。必要ならもう一着用意しますよ」
「なんか、悪いな……」
「大切に使わせてもらうね。莉奈ちゃん、ありがとう」
「気にしないで下さい。これから練習の方に行くようなので、部室は好きに使って下さい」
「何から何まで、本当にありがとう」
「ありがとな」
彼女は頭を軽く下げると、部室を後にした。
「悪い事しちゃったな」
「昔から俺のファンなんだ。柚希の身バレ防止の為に、莉奈ちゃんに名前も借りたから。名札まで用意してくれたよ」
「そこまでしてもらって、本当にいいのかよ……なにか、ちゃんとお礼しないと……」
「親友が困ってるって相談したら、是非協力したいって。莉奈ちゃん、力になれるの嬉しいみたいだよ。だから、柚希が無事でいれば、それが1番じゃないかな?」
まわりを捲き込んでる。
自分の為に、そこまでさせて本当にいいのか。
性格上、後ろ向きに考えてしまう。
俺が口を噤んで考え込んでると、陽人が顔をのぞき込んできた。
「柚希、悪いように考えてる?もっと、まわりに甘えてもいいと思うよ。誰だって一人じゃ生きてけないんだから。俺だってそうだし。みんなに助けられてばかりだよ」
ふんわりとした優しい笑みを浮かべた陽人に言われると、説得力があって素直に人の好意に甘えてみようかなって気になった。
「そうだな……わかった」
「じゃ、帰ろうか」
「田中文具店の前で待ち合わせにする?」
「一緒に帰るんだよ」
「だって、陽人と俺、仲悪いフリしてねぇとダメだろ……」
「今の柚希、誰が見てもわからないよ」
「あ……」
「だから、一緒に帰ろう」
陽人と最後に一緒に帰ったのは、中1の髪を染める前だ。
あの時から2年弱経っていた。
変装してるとはいえ、陽人と一緒に、普通に帰れるという事が、とても不思議だった。
そして、陽人と並んで堂々と帰れる事が、すごく嬉しかった。
普通の人には当たり前の事なのに、まるで夢のように感じた。
ーー嘘みたいだな……陽人の隣、歩けるなんて……
俺が戸惑って立ち止まってると、陽人が手を繋いできた。
「男同士、変に思われるだろ」
慌てて手を振りほどこうとするけど、陽人の力が思った以上に強くて解けない。
「だから、変じゃないって」
陽人に言われて、部室の姿見に写った女子の制服姿の自分を見てハッとする。
「柚希は、何も気にしないで。堂々と帰ろう。久しぶりに柚希と一緒に帰る事が出来て、俺すごく嬉しくてさ」
頬を染めて笑う、はにかんだような陽人の笑顔に、胸が高鳴った。
「なんだよ、その間抜けな顔……」
その笑顔を見てると、心臓がバクバクして苦しくて思わず悪態をついた。
陽人が繋いでる手をいきなり引いて、俺を抱きしめた。
「柚希の事、必ず守るからね」
頭を撫でられながら陽人の香りに包まれ、お互いの呼吸と心臓の音だけが、陽人の胸の中で響いてた。
晴天が続いていて、当たり前のように蒼い空が頭上に広がっている。
もうすぐ梅雨の季節になるから、この蒼穹も移ろいでいくのだろう。
昨日は不思議な出逢いがあった。
柊にレイプされてから、今までの日常とは明らかに変わった。
人と関わる機会が一気に増えたし、陽人との関係もすごく変わった。
それが、良いことなのか、悪い事なのかはわからないけど、この流れにはきっと逆らえないんだろうってなって気がした。
今日も陽人に守られながら、放課後まで無事に過ごす事が出来た。
そのうち、こんな事も収まるとは思うけど、一日中、しかも連日続くと流石に気が滅入ってくる。
「昨日の放課後、轟に襲われたんだって?」
隣で柵に寄りかかって座ってる陽人が、横目で俺を見た後、優しい口調で尋ねてきた。
「えっ?あぁ、まぁ……」
ーー何で陽人が知ってるんだよ……
生徒会長って位置にいるからなのか、友達や人付き合いが多いからか、陽人の耳には何でも入ってしまう。
「俺なりにナンパやあの男から、逃れられる方法を考えたんだけどさ。但し、下校の時“限定”だけどね」
「マジで!?」
「その方法を今から教えるから。5分後に、演劇部の部室前に集合だよ」
「わかった、5分後な」
俺と陽人は屋上で解散して、其々に待ち合わせ場所へと向かった。
ーーーー演劇部ーーーー
手書きの紙の看板が貼り付けられた、1階奥の外れにひっそりとある部室だった。陽人が先に着いてドアの前で待っていて、部室の中へ案内された。
「こちらは、1年の遠藤莉奈(えんどう りな)ちゃん。演劇部で衣装を担当してるよ」
「ゆず先輩、よろしくお願いします」
「あぁ……よろしく」
「はる先輩、これ頼まれていた物です」
「ありがとう。すごく助かるよ」
陽人が受け取った大きめの茶色の手提げの紙袋を、今度は俺の目の前に突き出してきた。
「柚希、これ着て」
袋の中身を見ると、うちの学校の女子の制服と靴下、1年用の上履き、黒髪のロン毛のウィッグとカチューシャ、使い捨ての黒カラコンが入ってる。
「はぁ?ふざけんなよ!こんなの着られるかよ!」
中身を見て即効、紙袋を乱暴に陽人へ突き返した。
「すみません……演劇部で使ってる衣装じゃ、やっぱり嫌ですよね。一応、クリーニング済みですし、ほぼ新品で綺麗だと思うんですけど…」
「いや、そうじゃなくて……なんで女子の制服、着なきゃなんねぇのて思ってさ……だから、謝んなくていいよ」
「今のままじゃ、また襲われたり拉致される可能性があるよね?変装して帰れば、奴等の目を眩ませられるかなって」
「こんなので、誤魔化せるのかよ……」
「とりあえず、着てみてから考えよう。あまり変化がないようなら、また別の方法考えるし」
陽人はニッコリと笑みを浮かべると、強引に紙袋を渡してきた。
奥の見えない場所でコソコソと着替え、鏡に写る情けない自分に呆れ溜め息を吐く。
重い足取りで歩き、女装した姿で渋々と二人の前に現れた。
「すげー、足スースーする……」
「うん、似合ってる。女の子にしか見えないよ。髪と瞳の色が変わるだけで、結構わからないね。柚希、清純派アイドルみたいですごく可愛い」
「うるせぇよ!」
只でさえ羞恥で顔から火が出そうなほど恥ずかしいのに、陽人の言葉で恥ずかしいのが限界突破して涙目になる。
「めっちゃ可愛いです!それ、ゆず先輩に譲るので、自由に使って下さい」
「衣装、俺にくれて大丈夫なの?」
「沢山あるから、一着くらい平気です。必要ならもう一着用意しますよ」
「なんか、悪いな……」
「大切に使わせてもらうね。莉奈ちゃん、ありがとう」
「気にしないで下さい。これから練習の方に行くようなので、部室は好きに使って下さい」
「何から何まで、本当にありがとう」
「ありがとな」
彼女は頭を軽く下げると、部室を後にした。
「悪い事しちゃったな」
「昔から俺のファンなんだ。柚希の身バレ防止の為に、莉奈ちゃんに名前も借りたから。名札まで用意してくれたよ」
「そこまでしてもらって、本当にいいのかよ……なにか、ちゃんとお礼しないと……」
「親友が困ってるって相談したら、是非協力したいって。莉奈ちゃん、力になれるの嬉しいみたいだよ。だから、柚希が無事でいれば、それが1番じゃないかな?」
まわりを捲き込んでる。
自分の為に、そこまでさせて本当にいいのか。
性格上、後ろ向きに考えてしまう。
俺が口を噤んで考え込んでると、陽人が顔をのぞき込んできた。
「柚希、悪いように考えてる?もっと、まわりに甘えてもいいと思うよ。誰だって一人じゃ生きてけないんだから。俺だってそうだし。みんなに助けられてばかりだよ」
ふんわりとした優しい笑みを浮かべた陽人に言われると、説得力があって素直に人の好意に甘えてみようかなって気になった。
「そうだな……わかった」
「じゃ、帰ろうか」
「田中文具店の前で待ち合わせにする?」
「一緒に帰るんだよ」
「だって、陽人と俺、仲悪いフリしてねぇとダメだろ……」
「今の柚希、誰が見てもわからないよ」
「あ……」
「だから、一緒に帰ろう」
陽人と最後に一緒に帰ったのは、中1の髪を染める前だ。
あの時から2年弱経っていた。
変装してるとはいえ、陽人と一緒に、普通に帰れるという事が、とても不思議だった。
そして、陽人と並んで堂々と帰れる事が、すごく嬉しかった。
普通の人には当たり前の事なのに、まるで夢のように感じた。
ーー嘘みたいだな……陽人の隣、歩けるなんて……
俺が戸惑って立ち止まってると、陽人が手を繋いできた。
「男同士、変に思われるだろ」
慌てて手を振りほどこうとするけど、陽人の力が思った以上に強くて解けない。
「だから、変じゃないって」
陽人に言われて、部室の姿見に写った女子の制服姿の自分を見てハッとする。
「柚希は、何も気にしないで。堂々と帰ろう。久しぶりに柚希と一緒に帰る事が出来て、俺すごく嬉しくてさ」
頬を染めて笑う、はにかんだような陽人の笑顔に、胸が高鳴った。
「なんだよ、その間抜けな顔……」
その笑顔を見てると、心臓がバクバクして苦しくて思わず悪態をついた。
陽人が繋いでる手をいきなり引いて、俺を抱きしめた。
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