暇だから異世界に行ってみた

ととろ!

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一円玉という名のアルミニウム。

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あの日…謎の属性を持った精霊たちに荒らされた畑は、結局売ることになった。

「うぅ…俺の畑ぇ…」
「もう泣くなって…」
「昔から継いでる畑なんだよぉ…」
「…」

(気まずい…実に気まずい…
畑が荒らされたから連れて行くにはラッキーと思ったが…なんか俺が全部悪いみたいになってる…)

何も話さずとぼとぼと歩いていると…
遠くに町が見えてきた。

「お!あそこに町あるじゃん!」
「…あそこはナール。食べ物がたくさんあるんだ…」
「なんか食って気分直そうぜ…な?」
「…あぁ。」


「ここがナールか…」

つくとそこは…壁に囲まれた少し大きめの集落みたいなところみたいだ。

「こ…これは…なんだ?」
「それは、アンコォだ。」
「え…となんて?」
「アンコォだ。アズゥキィっていう豆だ。」
「こっちの世界では変な呼び方なんだな…」
「紫亜のところはなんて呼ぶんだ?」
「あんこと小豆だ。」
「ぶっ…変な名前だな!!!」
「えっ!!そうか?これが普通なんだけどな…」
「あははははは」
「というより…」
「?」
「やっと笑ったな」
「…なんかごめんな…どうぞ!この世界を満喫してくれ!」
「あぁ…そうするよ!!で、これは、アンコォのまま食べるのか?」
「そうだけど?」
「へぇ~…珍しいな…で、おっちゃん!いくらだ?」

っと俺はここで気づいた。
ここではものの読み方も概念もちがう。
つまり、金もちがう!!

「3フェルだ」

(はいきましたぁぁああ、!!フェルってなんだ?!)

「えっと…俺の世界では、「円」っていう単位なんだけど…それで許してもらえんか?」
「ほぉほお…って!!バカか!?てめぇにやるアンコォは無ぇ!!」

「ちょっとシア…金持ってないのにどうやって買う気だったんだよ…」
「いや…買えるかなと思って…」
「金がないなら、あそこの店で物と金で交換できるぞ」


「いらっしゃい!!なんのご用件ネ?」
「えっと…俺の持ってるものと交換して欲しいんだけど…」
「かしこまリィ!で、何と交換するネ?」
「えっと、どうしよう…じゃあこの鉄だ。」

俺は即座に一円玉を出した。

(このただのアルミニウムだが…ここの世界には無い物質だろう…さぞかし高値がつくだろう…)

「エッと…これネ…な…なんトォォォオオオオオオ!!」


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