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君の家だよ
夢
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「ん? これはゴリラ? わたしゴリラの夢を見ていたよ」
「ほっ、それはどんな夢なんだ?」
ゴリーラは期待に満ちた目でリスショウガを見る。
「なんかね、ゴリラのお兄ちゃんがブサカワな微笑みを浮かべてわたしを見ているんだよ。ちょっとブサカワすぎてわたしゾクッとしちゃったよ……」
「ほっ、ブサカワなゴリラもいるんだな」
「それはお前のことじゃないの」
「はぁ? ナオート何を言っているんだ」
ゴリーラは不思議そうに首を横に傾げ俺を見る。コイツは自分のブサカワぶりに気がついていないようだ。
「ああ、もうその顔こそブサカワだよ」
俺はゴリーラのブサカワなきょとん顔が可笑しくてお腹を抱えて笑う。あはは、ダメだ。笑いが止まらないよ、あはは、どうしてくれるんだよ。あはは、もう笑いが止まらないじゃないか。
「ナオート大丈夫かな?」
「変なナオートだな。リスショウガよ、ナオートのことは放っといて夢の話をしてくれ」
「うん、わかった。ナオートのことはほっとくね」
おいおい、リスショウガ俺のことはほっとくのかよ。あ、ダメだ、あはは、笑いが止まらないや。あはは……。
「そのブサカワなゴリラのお兄ちゃんがニマーって笑ってわたしに顔を近づけるんだよ。ちょっと気持ち悪くてわたし困ってしまったのよ」
「そうか、可哀想に悪夢を見たんだな」
ゴリーラは眉間に深い皺を寄せリスショウガに同情している。だからお前のせいなんだってばと言いたいけど、笑いが止まらなくてダメだ。ああ、笑い死にしそうだぜ。
「うん、それでね。このブサカワなお兄ちゃんの顔をどこかで見たことがあるなって思ったんだよ」
「おっ、夢の中のブサカワゴリラと会ったことがあるのかよ」
「うん、このブサカワは誰だったかな? って怯えながら考えていたらわかったんだよ」
「ほぉ~それで誰だったんだ?」
「そのブサカワゴリラはね……今わたしの目の前に居るゴリラにそっくりだったんだよ」
リスショウガはゴリーラの顔をじっと眺めながら言った。
「リスショウガの目の前に居る? 誰もいないぞ?」
ゴリーラはキョロキョロと辺りを見回している。
「いるよ。わたしの前に……。だって、そのブサカワなゴリラのお兄ちゃんは」
「お兄ちゃんは?」
「ゴリーラあなただよ~」とリスショウガは言って目の前で首を傾げているゴリーラを指差した。
「へっ?」
ゴリーラは目を丸くしリスショウガを見た。これはかなり驚いているようだ。ああ、なんだかゴリーラが不憫に思えてきたよ。だがしかし俺の笑いは止まらない。あはは。
「ほっ、それはどんな夢なんだ?」
ゴリーラは期待に満ちた目でリスショウガを見る。
「なんかね、ゴリラのお兄ちゃんがブサカワな微笑みを浮かべてわたしを見ているんだよ。ちょっとブサカワすぎてわたしゾクッとしちゃったよ……」
「ほっ、ブサカワなゴリラもいるんだな」
「それはお前のことじゃないの」
「はぁ? ナオート何を言っているんだ」
ゴリーラは不思議そうに首を横に傾げ俺を見る。コイツは自分のブサカワぶりに気がついていないようだ。
「ああ、もうその顔こそブサカワだよ」
俺はゴリーラのブサカワなきょとん顔が可笑しくてお腹を抱えて笑う。あはは、ダメだ。笑いが止まらないよ、あはは、どうしてくれるんだよ。あはは、もう笑いが止まらないじゃないか。
「ナオート大丈夫かな?」
「変なナオートだな。リスショウガよ、ナオートのことは放っといて夢の話をしてくれ」
「うん、わかった。ナオートのことはほっとくね」
おいおい、リスショウガ俺のことはほっとくのかよ。あ、ダメだ、あはは、笑いが止まらないや。あはは……。
「そのブサカワなゴリラのお兄ちゃんがニマーって笑ってわたしに顔を近づけるんだよ。ちょっと気持ち悪くてわたし困ってしまったのよ」
「そうか、可哀想に悪夢を見たんだな」
ゴリーラは眉間に深い皺を寄せリスショウガに同情している。だからお前のせいなんだってばと言いたいけど、笑いが止まらなくてダメだ。ああ、笑い死にしそうだぜ。
「うん、それでね。このブサカワなお兄ちゃんの顔をどこかで見たことがあるなって思ったんだよ」
「おっ、夢の中のブサカワゴリラと会ったことがあるのかよ」
「うん、このブサカワは誰だったかな? って怯えながら考えていたらわかったんだよ」
「ほぉ~それで誰だったんだ?」
「そのブサカワゴリラはね……今わたしの目の前に居るゴリラにそっくりだったんだよ」
リスショウガはゴリーラの顔をじっと眺めながら言った。
「リスショウガの目の前に居る? 誰もいないぞ?」
ゴリーラはキョロキョロと辺りを見回している。
「いるよ。わたしの前に……。だって、そのブサカワなゴリラのお兄ちゃんは」
「お兄ちゃんは?」
「ゴリーラあなただよ~」とリスショウガは言って目の前で首を傾げているゴリーラを指差した。
「へっ?」
ゴリーラは目を丸くしリスショウガを見た。これはかなり驚いているようだ。ああ、なんだかゴリーラが不憫に思えてきたよ。だがしかし俺の笑いは止まらない。あはは。
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