私はナニ?

たいやき

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case1  悲観者

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  「受験まであと2カ月です。体調に気を付けてラストスパートをかけていきましょう。」
俺は「んなことわかってるわ」と心の中でつぶやいた。帰りの会が終わったのでぞくぞくと教室を出ていくクラスメイトを見て俺もまたいつも通り一人で帰路に向かうことにする。廊下には同学年のやつらがおしゃべりをしながら歩いたり、階段を降りたり、または他のクラスが終わるのを待ったりなど様々である。「こいつら消えねぇかな」そう思いながら口を開くことなく下駄箱に着き二年間くらい洗ってない上履きと運動靴をはきかえ校門まで向かう。


翌日、朝の6時に目が覚めた今日は金曜日だ。まだ学校に行くには早すぎるので2度寝をする。が、しかし別に眠くはなかった。しゃーないから受験勉強をすることにする。「おし!やるか!」      と思ったがその前に菓子パンを食べ、集中力を底上げした。この時期の受験勉強はほぼ繰り返し周回するだけだ。正直、クソゲー感はある。レビューは☆2というところだろう。まぁ所詮、高校受験なため大して範囲は広くないし俺が受験する高校は平均よりちょっと高いぐらいのところであるためそれほど自分を追い込まなくていいため☆1は免れた。数学とかいうワケワカラン教科に苦戦していると1時間はあっという間だった。これから学校という名の牢獄で勉強をさせられるので、そのためのエネルギーを残しておかなくてはという免罪符を使い勉強から逃げることにした。 

俺は朝はパン派だ。いつからだろうか。まぁおそらく食パンを食べることが多かったからだろう。朝食を食べたらシャワーで頭と顔を洗う。これが平日(学校かある日)のルーティーンだ。そして牢獄へ向かう..,,.,

俺は学校が嫌いだ。こう思い始めたのは中1だったか。いや、もう少し前だったかも。小学校の卒業式が終わり周りが写真を撮り始めるなか、俺はすぐに家に帰った。だって、「卒業式」は終わったのだからこれ以上あそこに残る必要なんてないでしょ??写真??中学校が変わるくらいで大げさだ。会おうと思えば会える。だから、あいつらは結局「卒業式」というイベントに浮かれているだけなのだ。 

学校に着く、本鈴の5分前いつも通りだ。教室にはもうほとんどのメンバーが揃っていた。俺は窓側の一番後ろの席に向かう。後ろでたむろっているやつらを素通りして。俺は席替えの時いつも一番後ろ席を指定する。できれば窓側がベストだ。理由は2つある。一つ目は、ロッカーに近いからだ。俺のロッカーは窓側の一番後ろが一番近い。たから、すぐに帰ることができるのだ。二つ目は、人と関わらずに済むからだ。



 
一時間目はまさかの学活だった。受験勉強の終盤で自習道具位しか必要がないから予定表なんて見ていなかった。内容は面接とか高校生活についてらしい。 
「高校生活が始まるにあたって一番の悩みは何でしょうか」担任の山崎が言う。 しかし、誰も答えない。なぜだかこの時期になってくると今まで発言していたやつらが反応しなくなる。 
待ってても無駄だと判断したのだろう。「ええと、友達作りです」 
俺は「友達」というものがどういうものなのか分からない。友達の基準ってナニ?自分が友達だと思っていたら友達?でも、相手が友達だと思っていなかったら? 

「それは友達と呼べるの???」
俺は通信教育を受けている。その付録で「友達の作り方」というものがあった。疑問に思った。友達とは気づいたら形成される関係だと思っていた。
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