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第二章
第五話 アントワネットの故郷・前編(罠の匂いがしますが…)
あれから1週間…僕達の馬車は順調にダレオリア港に向かって進んでいた。
途中、補給が必要で近くの村に立ち寄る事も何度かあったが、何事もなく済んで進んでいた。
「ここから先は、アントワネットさんの故郷のマリーゴールドの領地の近くを通る事になりますが…さすがに名前を呼ぶのはまずいので略しましょう。 アネットってどうですか?」
「好きに呼んでも構いません。 この地でフルで名前を呼ばれると怪しむ者もいますからね…」
「あとは、食料の備蓄ですね。 肉類は何とかなるのですが、野菜類が不足していますので購入したいのですが…」
「だが、この辺の街となると、マリーゴールド領しかないのではないか? すると、野菜類は諦めるしかないのだが…」
「それ以外にも…果実も必要ですね。 肉だけだと、栄養が不足して疲れやすくなった眠りも浅くなりますので命取りにもなりますし…」
「なら、シオンがグラットの街かベイルードの街に転移魔法で行ってから戻ってくれば良いのではないか?」
「それが出来れば苦労はしないんです。 この転移魔法にはレベルがあるらしく…僕は転移魔法がレベル1なので、街や村には行けますが、馬車に帰って来れるという保証はないのです。 街や村とは違い、馬車は数年間その場所にあるという物ではないですからね。」
「なるほど、便利さの中にはそういう落とし穴もあるのか…」
マリーゴールド領に行くメンバーを誰に決めるかが問題だ。
僕は下手すると顔が割れている可能性があるし、アントワネットが行くには自殺行為という物だ。
そうなると、レグリーが行くのが好ましいだろう。
彼女なら必要な物は解っている筈なので、安心して任せられる。
護衛としてグレンとミーヤを付けようと思うのだが、この地では獣人族はあまり良い印象が持たれない。
すると残りはザッシュくらいしかいないのだが…?
「ザッシュさんとレグリーさんで買い出しをお願い出来ませんか?」
「俺とレグリーかよ⁉ …って、それが良いのか。」
ザッシュは僕達を見渡してそう結論した。
マリーゴールド領の近くに馬車を停車させると、ザッシュとレグリーは買い出しに行った。
アントワネットは、街の様子が気になって馬車の中の小窓から覗いていた。
少ししてからザッシュとレグリーは帰って来た。
レグリーをみると、手ぶらだった。
「何かあったんですか?」
「アントワネットがベイルードで発見された時に、俺達の素性を手配書の様な形で貼ってあった。 幸い、シオンの手配書は無かったが…俺やグレン、ミーヤとレグリーの詳細が事細かく書いてあってな、買い物どころでは無かった。」
「此処での買い物は無理かも知れませんね。 急いで離れた方がいいかも知れません。」
「なら、僕が様子を見て来ましょう。」
僕はそう言って、メイク魔法で性別転換をしてから服を平民の女の服に変えた。
メイク魔法は、クルシェスラーファの固定魔法の中に入っていたのでそれを使わせてもらった。
「シオンさん、可愛いです!」
「シオン…まるっきり女の子にゃ!」
「お前…元が良いだけに、女になると可愛いな!」
僕は褒められているのだろうか?
仮にそうだとしても、嬉しくはない褒められ方だった。
僕は複雑な思いをしながら街に入って行った。
街に入ってから最初に目に付いた看板があった。
そこには…?
【ベイルードの街でアントワネットを発見! その時にいた仲間と思しき者の特徴はこれだ!】
そう書かれており、ザッシュ、グレン、レグリー、ミーヤ、アントワネットの服装や特徴が詳細に書かれていた。
確かにこれが出回っていたら、買い物騒ぎの話では無いか…
幸い僕の事は書かれていなかったのが唯一の救いだろう。
僕は必要な物を買い揃えながら、情報を集めた。
そして領主館の近くのボードに、こんな事が書かれていた。
【マリーゴールド元領主の娘のサテラネット次女を捕縛!】
アントワネットが確か三女という話だったので、姉が捕まったという事か…
だが、よく見てみると紙がまだ新しい。
貼られてからそれ程の日にちが経ってない気がした。
僕は買い物を終えたので馬車に戻って、この事を話すかどうかを迷っていた。
「買い物は無事に済んだ様だな?」
「えぇ…それは問題無いのですが…」
「どうしたんですか、シオンさんらしく無い返答ですが…」
「順を追って説明します。 まず…5人の素性はボードに事細かく書かれていました。 注意して見られでもしない限り、バレる事はないとは思いますが…それとアネットさん、サテラネットって、貴女のお姉さんですか?」
「サテラ姉さんがどうかしたの!?」
「現在、領主の館に捕まっているそうです…が、どうも胡散臭い気がします。」
「というと?」
「まず、捕らえたという表示されている紙が新しすぎる事ですね、貼られてから2日程度でしょう。 更に、元領主の関係者が捕まったにしては騒ぎになっていない事がおかしいと気付きました。 もう1つは、恐らくアネットさんが近くで発見されたという事を考えると、虚偽の情報を流して誘き寄せる為じゃ無いかと思うんです。」
「でも…本当だったら?」
「仮に本当だとしたらですが、サテラさんでしたっけ? 領民に恨まれているのであれば、何故領主の館に匿われているかが不思議なんですよ。 アネットさんの家族は、この街では犯罪者と同じ扱いになっているはず…だとしたら普通は、領民の目に晒させて迫害を受けさせるというのが当たり前です。 まぁ、新しい当主の性格まではわかりませんが…」
「確かにな…時期を考えると、辻褄が合いそうだな…なぁ、アントワネット…お前の姉は1人で無防備な行動をする奴なのか?」
「いえ、サテラ姉さんは…人一倍臆病であまり外には出たがらないタイプなので、それは無いと思います。」
となると、捕らえたという話もウソっぽいな。
やはり、詳しく確認しないとダメかな?
正解にしろ虚偽にしろ、家族が捕まっているなんて話を聞かされたら確かめずにはいられないだろうし、このまま此処を離れてもアントワネットが落ち着かないだろうしね。
「仕方ないですね…此処は僕が確かめるとしましょう。」
「確認か? しかしどうする?」
「あまり名乗りたくは無いのですが…家名を名乗ってから確認をして来ます。 それに僕は、国王から召喚状が出される位の英雄らしいので、あちら側も無下にはしないでしょうから…」
「英雄という称号も使い用だな…」
「あまり嬉しく無い褒められ方ですね。」
「シオン、頼みます!」
「では、行って来ますね!」
僕はメイク魔法を解除した。
そして街に入ってから領主の館まで行き、領主の館の執事にグラッド家の名と英雄を名乗ってから中に入れて貰った。
そしてこの後に更に厄介な出来事になるという事をこの時の僕は知る由もなかった。
途中、補給が必要で近くの村に立ち寄る事も何度かあったが、何事もなく済んで進んでいた。
「ここから先は、アントワネットさんの故郷のマリーゴールドの領地の近くを通る事になりますが…さすがに名前を呼ぶのはまずいので略しましょう。 アネットってどうですか?」
「好きに呼んでも構いません。 この地でフルで名前を呼ばれると怪しむ者もいますからね…」
「あとは、食料の備蓄ですね。 肉類は何とかなるのですが、野菜類が不足していますので購入したいのですが…」
「だが、この辺の街となると、マリーゴールド領しかないのではないか? すると、野菜類は諦めるしかないのだが…」
「それ以外にも…果実も必要ですね。 肉だけだと、栄養が不足して疲れやすくなった眠りも浅くなりますので命取りにもなりますし…」
「なら、シオンがグラットの街かベイルードの街に転移魔法で行ってから戻ってくれば良いのではないか?」
「それが出来れば苦労はしないんです。 この転移魔法にはレベルがあるらしく…僕は転移魔法がレベル1なので、街や村には行けますが、馬車に帰って来れるという保証はないのです。 街や村とは違い、馬車は数年間その場所にあるという物ではないですからね。」
「なるほど、便利さの中にはそういう落とし穴もあるのか…」
マリーゴールド領に行くメンバーを誰に決めるかが問題だ。
僕は下手すると顔が割れている可能性があるし、アントワネットが行くには自殺行為という物だ。
そうなると、レグリーが行くのが好ましいだろう。
彼女なら必要な物は解っている筈なので、安心して任せられる。
護衛としてグレンとミーヤを付けようと思うのだが、この地では獣人族はあまり良い印象が持たれない。
すると残りはザッシュくらいしかいないのだが…?
「ザッシュさんとレグリーさんで買い出しをお願い出来ませんか?」
「俺とレグリーかよ⁉ …って、それが良いのか。」
ザッシュは僕達を見渡してそう結論した。
マリーゴールド領の近くに馬車を停車させると、ザッシュとレグリーは買い出しに行った。
アントワネットは、街の様子が気になって馬車の中の小窓から覗いていた。
少ししてからザッシュとレグリーは帰って来た。
レグリーをみると、手ぶらだった。
「何かあったんですか?」
「アントワネットがベイルードで発見された時に、俺達の素性を手配書の様な形で貼ってあった。 幸い、シオンの手配書は無かったが…俺やグレン、ミーヤとレグリーの詳細が事細かく書いてあってな、買い物どころでは無かった。」
「此処での買い物は無理かも知れませんね。 急いで離れた方がいいかも知れません。」
「なら、僕が様子を見て来ましょう。」
僕はそう言って、メイク魔法で性別転換をしてから服を平民の女の服に変えた。
メイク魔法は、クルシェスラーファの固定魔法の中に入っていたのでそれを使わせてもらった。
「シオンさん、可愛いです!」
「シオン…まるっきり女の子にゃ!」
「お前…元が良いだけに、女になると可愛いな!」
僕は褒められているのだろうか?
仮にそうだとしても、嬉しくはない褒められ方だった。
僕は複雑な思いをしながら街に入って行った。
街に入ってから最初に目に付いた看板があった。
そこには…?
【ベイルードの街でアントワネットを発見! その時にいた仲間と思しき者の特徴はこれだ!】
そう書かれており、ザッシュ、グレン、レグリー、ミーヤ、アントワネットの服装や特徴が詳細に書かれていた。
確かにこれが出回っていたら、買い物騒ぎの話では無いか…
幸い僕の事は書かれていなかったのが唯一の救いだろう。
僕は必要な物を買い揃えながら、情報を集めた。
そして領主館の近くのボードに、こんな事が書かれていた。
【マリーゴールド元領主の娘のサテラネット次女を捕縛!】
アントワネットが確か三女という話だったので、姉が捕まったという事か…
だが、よく見てみると紙がまだ新しい。
貼られてからそれ程の日にちが経ってない気がした。
僕は買い物を終えたので馬車に戻って、この事を話すかどうかを迷っていた。
「買い物は無事に済んだ様だな?」
「えぇ…それは問題無いのですが…」
「どうしたんですか、シオンさんらしく無い返答ですが…」
「順を追って説明します。 まず…5人の素性はボードに事細かく書かれていました。 注意して見られでもしない限り、バレる事はないとは思いますが…それとアネットさん、サテラネットって、貴女のお姉さんですか?」
「サテラ姉さんがどうかしたの!?」
「現在、領主の館に捕まっているそうです…が、どうも胡散臭い気がします。」
「というと?」
「まず、捕らえたという表示されている紙が新しすぎる事ですね、貼られてから2日程度でしょう。 更に、元領主の関係者が捕まったにしては騒ぎになっていない事がおかしいと気付きました。 もう1つは、恐らくアネットさんが近くで発見されたという事を考えると、虚偽の情報を流して誘き寄せる為じゃ無いかと思うんです。」
「でも…本当だったら?」
「仮に本当だとしたらですが、サテラさんでしたっけ? 領民に恨まれているのであれば、何故領主の館に匿われているかが不思議なんですよ。 アネットさんの家族は、この街では犯罪者と同じ扱いになっているはず…だとしたら普通は、領民の目に晒させて迫害を受けさせるというのが当たり前です。 まぁ、新しい当主の性格まではわかりませんが…」
「確かにな…時期を考えると、辻褄が合いそうだな…なぁ、アントワネット…お前の姉は1人で無防備な行動をする奴なのか?」
「いえ、サテラ姉さんは…人一倍臆病であまり外には出たがらないタイプなので、それは無いと思います。」
となると、捕らえたという話もウソっぽいな。
やはり、詳しく確認しないとダメかな?
正解にしろ虚偽にしろ、家族が捕まっているなんて話を聞かされたら確かめずにはいられないだろうし、このまま此処を離れてもアントワネットが落ち着かないだろうしね。
「仕方ないですね…此処は僕が確かめるとしましょう。」
「確認か? しかしどうする?」
「あまり名乗りたくは無いのですが…家名を名乗ってから確認をして来ます。 それに僕は、国王から召喚状が出される位の英雄らしいので、あちら側も無下にはしないでしょうから…」
「英雄という称号も使い用だな…」
「あまり嬉しく無い褒められ方ですね。」
「シオン、頼みます!」
「では、行って来ますね!」
僕はメイク魔法を解除した。
そして街に入ってから領主の館まで行き、領主の館の執事にグラッド家の名と英雄を名乗ってから中に入れて貰った。
そしてこの後に更に厄介な出来事になるという事をこの時の僕は知る由もなかった。
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