聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。

アノマロカリス

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目醒め掛けた記憶の章

第九十二話

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 そのある条件とは?

 私は動物の肉を口にしてはならない…という条件でした。

 私が生まれて育ったテリガン侯爵家では、見た目が美しい姿をしていた姉のリアナだけが特別扱いをされていて、私は奴隷の様な扱いを受けていたので…

 その時は動物の肉どころかパンや野菜ですらまともなものは出て来ませんでしたので、動物の肉とは無縁な人生を送っていたので気付きませんでした。

 リアナかぁ…

 そう言えば、あの姉は今頃どうなっているんでしょうか?

 私が奴隷商に売り渡したので、今頃…金持ちの変態主人に可愛がられているでしょうねぇ?

 今の今まで、リアナの存在を忘れていました。

 「それにしても、私は転生者のはずなのに…テルミガンのいう通り、過去の転生者の様に記憶を思い出さないんだろう?」

 テルミガンの話だとそうらしいです。

 過去にも異世界から転生した者が、ある一定の年齢で過去の記憶を取り戻して、世を便利な生活をもたらす発明を行ったという事でした。

 そして私の能力も…過去に現れた転生者達と同じ様な能力を持っているみたいでした。

 ですが…記憶の節々に突然発言される言葉以外の記憶は思い出しませんでした。

 私は前世の記憶を思い出したく無い程の何かをしたのでしょうか?
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