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第八話 どうすれば良いのか?
あれから数日が経過した。
初めのうちは、見慣れぬ料理に戸惑って…在り来たりな物しか頼まなかった者達も、料理の匂いに釣られたのか、今では普通に注文をする様になっていた。
現在の人気は、枝豆とポテトフライと唐揚げだ。
そして飲み物はビール。
酒飲み達は、最高の組み合わせと言っていた。
「後は、飯ものを何か出せれば問題は無いんだけどなぁ?」
小麦は…この世界にもある。
…が、主にパンを焼く為に使われているらしい…フランスパンの様な硬い感じのもの。
俺も小麦を発芽で作ったのだが、成長して収穫をすると…明らかにこの世界のものよりも良質になっていた。
この小麦でパンを作る気は無い。
酒のつまみで、ガーリックトーストやレバーペーストみたいな料理を作っても良いのだが…?
ガーリックトーストは問題は無いだろうが、臓物系はこの世界ではあまり受け入れられないみたいだ。
何故なら、試しに御通しでイカの塩辛や酒盗を出してみたのだが、ビールには合わんし、評判もあまり良くはなかった。
やはり、日本酒や焼酎が完成した時では無いと出せないわな。
「稲作はなぁ、かなりの面積が必要になるから面倒なんだよなぁ…」
俺は元々、定食屋だったというわけではない。
俺の家は元々は米農家で、子供の頃から無報酬で労働に駆り出されていた。
それが嫌になり、他で食い扶持を稼ぐ方法は無いかと模索していたら、料理人という道を見出したのだった。
うちの農家は結構幅広くやっていて、米以外に…野菜や麦も育てていた。
なので、店を開いた時は…実家から食材を提供して貰っていた(家族割で1割だけ)
親戚の中には、酒農家や醤油製造も居た。
酒農家は、米農家を営みつつ日本酒や味醂を作っているという事をしています。
なので、子供の頃から酒の味や調味料の味には詳しい方でした…というか、米作業の空いた時には出張させられていました。(これも親戚という事で無報酬)
「やり方を教えて………いや、奴隷を買って教えるか?」
この世界には奴隷制度というものがある。
労働者として、旅の盾役や囮として、愛妾としてというのもあるらしい。
愛妾は……別に結婚をしているわけでは無いが、興味はある。
俺は前世では、魔法使いを通り過ぎて賢者だった。
つまりは経験無しで、村にも歳の近い子は…いるにはいたが、都会に憧れて行ったきり戻っては来なかった。
まぁ、電車も走ってない様な田舎を好む物好きなんて、そうそう居ないものだ。
「やはり、ラーメンを………いや、うどんでも?」
でもなぁ、この大陸で麺料理を見た事がないぞ。
知り合った冒険者に麺料理の話をしたら、隣のエルドナート大陸ではを見た事があると言う奴がいた。
そういえば…前世の店でも、外国人が来た時に焼きうどんを出したら、ふやけたミミズとか言われたしなぁ。
認知度が低いと、中々受け入れられないのかも知れないなぁ?
…と、思ってこんな策を思いついた。
「プレオープン…良いかも知れないな。」
初めのうちは、見慣れぬ料理に戸惑って…在り来たりな物しか頼まなかった者達も、料理の匂いに釣られたのか、今では普通に注文をする様になっていた。
現在の人気は、枝豆とポテトフライと唐揚げだ。
そして飲み物はビール。
酒飲み達は、最高の組み合わせと言っていた。
「後は、飯ものを何か出せれば問題は無いんだけどなぁ?」
小麦は…この世界にもある。
…が、主にパンを焼く為に使われているらしい…フランスパンの様な硬い感じのもの。
俺も小麦を発芽で作ったのだが、成長して収穫をすると…明らかにこの世界のものよりも良質になっていた。
この小麦でパンを作る気は無い。
酒のつまみで、ガーリックトーストやレバーペーストみたいな料理を作っても良いのだが…?
ガーリックトーストは問題は無いだろうが、臓物系はこの世界ではあまり受け入れられないみたいだ。
何故なら、試しに御通しでイカの塩辛や酒盗を出してみたのだが、ビールには合わんし、評判もあまり良くはなかった。
やはり、日本酒や焼酎が完成した時では無いと出せないわな。
「稲作はなぁ、かなりの面積が必要になるから面倒なんだよなぁ…」
俺は元々、定食屋だったというわけではない。
俺の家は元々は米農家で、子供の頃から無報酬で労働に駆り出されていた。
それが嫌になり、他で食い扶持を稼ぐ方法は無いかと模索していたら、料理人という道を見出したのだった。
うちの農家は結構幅広くやっていて、米以外に…野菜や麦も育てていた。
なので、店を開いた時は…実家から食材を提供して貰っていた(家族割で1割だけ)
親戚の中には、酒農家や醤油製造も居た。
酒農家は、米農家を営みつつ日本酒や味醂を作っているという事をしています。
なので、子供の頃から酒の味や調味料の味には詳しい方でした…というか、米作業の空いた時には出張させられていました。(これも親戚という事で無報酬)
「やり方を教えて………いや、奴隷を買って教えるか?」
この世界には奴隷制度というものがある。
労働者として、旅の盾役や囮として、愛妾としてというのもあるらしい。
愛妾は……別に結婚をしているわけでは無いが、興味はある。
俺は前世では、魔法使いを通り過ぎて賢者だった。
つまりは経験無しで、村にも歳の近い子は…いるにはいたが、都会に憧れて行ったきり戻っては来なかった。
まぁ、電車も走ってない様な田舎を好む物好きなんて、そうそう居ないものだ。
「やはり、ラーメンを………いや、うどんでも?」
でもなぁ、この大陸で麺料理を見た事がないぞ。
知り合った冒険者に麺料理の話をしたら、隣のエルドナート大陸ではを見た事があると言う奴がいた。
そういえば…前世の店でも、外国人が来た時に焼きうどんを出したら、ふやけたミミズとか言われたしなぁ。
認知度が低いと、中々受け入れられないのかも知れないなぁ?
…と、思ってこんな策を思いついた。
「プレオープン…良いかも知れないな。」
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