5 / 67
■フェーズ:005『イスカリオテの唄』
しおりを挟む
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
Title:『イスカリオテの唄』
僕は学校でイジメにあっている。
それはもう酷いイジメで、
お小遣いを巻き上げられたり、
授業中に後ろからコンパスの針で刺されたり、
体の目立たない部分を殴られたりなんてのはデフォ。
イジメグループの機嫌が悪い時なんかは、
寒空の下、裸にされて水をかけられたり、
学校の裏にある川で寒中水泳をさせられる。
でも、僕がイジメられていることを親は知らない。
明日には死ぬかもしれないのに、
教師は知らぬ存ぜぬを決め込んでいる。
だけど、僕にはただひとりだけ味方がいる。
後ろの席に座る、武田くんだ。
武田くんは、僕が遺書を書いて自殺をしようとした時に、
自分のことのように心配してくれた。
キミがいてくれたから、僕は死なずに頑張れた。
武田くん、キミはイジメの加担者11人が、
僕に暴行を加えているをところを撮影すれば、
もうイジメはなくなると教えてくれたね。
でも、イジメはなくならないと思う。
次のイジメがすぐに始まる。
その時、僕は再びカメラを手にする。
いいシーンを撮るから、期待していてね。
キミ達は一生、僕のトモダチだ。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
Title:『イスカリオテの唄』
僕は学校でイジメにあっている。
それはもう酷いイジメで、
お小遣いを巻き上げられたり、
授業中に後ろからコンパスの針で刺されたり、
体の目立たない部分を殴られたりなんてのはデフォ。
イジメグループの機嫌が悪い時なんかは、
寒空の下、裸にされて水をかけられたり、
学校の裏にある川で寒中水泳をさせられる。
でも、僕がイジメられていることを親は知らない。
明日には死ぬかもしれないのに、
教師は知らぬ存ぜぬを決め込んでいる。
だけど、僕にはただひとりだけ味方がいる。
後ろの席に座る、武田くんだ。
武田くんは、僕が遺書を書いて自殺をしようとした時に、
自分のことのように心配してくれた。
キミがいてくれたから、僕は死なずに頑張れた。
武田くん、キミはイジメの加担者11人が、
僕に暴行を加えているをところを撮影すれば、
もうイジメはなくなると教えてくれたね。
でも、イジメはなくならないと思う。
次のイジメがすぐに始まる。
その時、僕は再びカメラを手にする。
いいシーンを撮るから、期待していてね。
キミ達は一生、僕のトモダチだ。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
143
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる