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閑話.○○と呼ばれる存在
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「オッ、居た!8日ぶりだよ。教会のある街にいる間しか見られないなんて…早く昇進したい…」
男は無機質な空間で宙に浮かぶ画面を眺めていた。そこに映っているのはキラとレオハーヴェンだ。今まさにレオハーヴェンがキラを抱えて馬車から降ろした場面。
「何だ?もう男が出来たのか?…いや、違うみたいだな…けど……イケメンだな……くそぉ…」
男はそれ以降黙って見ている。そしてキラがベッドに横になった時点で画面を消す。
「早く教会に来ないかな…教会までくれば呼べるのに…」
溜息を吐きつつ、そう呟いた。
そんな男を違う空間から見ていたのは老人。目の前には2つの画面、一つには男、もう一つにはキラが映っていた。
「ふむ、彼奴が創造したのはこの子か……確かにこちらの世界向きじゃな…それに、これほどの魔力を持っていながらなんと柔らかな気配…う~む…今回ばかりはお手柄という他ないのぅ…」
男が画面を消したのを確認して自分も2つの液晶を消滅させる。
「………それにしても可愛い子じゃった。一度お話してみたいのぅ…」
そう言って老人――――神はため息を吐いた。
男は無機質な空間で宙に浮かぶ画面を眺めていた。そこに映っているのはキラとレオハーヴェンだ。今まさにレオハーヴェンがキラを抱えて馬車から降ろした場面。
「何だ?もう男が出来たのか?…いや、違うみたいだな…けど……イケメンだな……くそぉ…」
男はそれ以降黙って見ている。そしてキラがベッドに横になった時点で画面を消す。
「早く教会に来ないかな…教会までくれば呼べるのに…」
溜息を吐きつつ、そう呟いた。
そんな男を違う空間から見ていたのは老人。目の前には2つの画面、一つには男、もう一つにはキラが映っていた。
「ふむ、彼奴が創造したのはこの子か……確かにこちらの世界向きじゃな…それに、これほどの魔力を持っていながらなんと柔らかな気配…う~む…今回ばかりはお手柄という他ないのぅ…」
男が画面を消したのを確認して自分も2つの液晶を消滅させる。
「………それにしても可愛い子じゃった。一度お話してみたいのぅ…」
そう言って老人――――神はため息を吐いた。
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