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貸別荘

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「先生。。私、この日をどんなに楽しみにしていたか。。
この気持ち、先生に分かりますか?」

弥生は、その問いには答えず、摩耶に背中を向けていた。
無視したのではない。
答えられなかったのである。

弥生は、屋根裏部屋に上がる梯子に、背中をこちらに向けた状態で、下着姿で両手両足をガッチリと縛り付けられていた。

摩耶はまだ何もしていなかったが、弥生は拘束されるだけで、既にかなりの苦痛を味わっていた。

「ま。。摩耶ちゃん。。もう少し縄を緩めてくれない?体中が痛いの。。」

ここは、伊豆の貸別荘。摩耶と弥生は、冬休みを利用してここに来ていた。

目的は、もちろん摩耶が弥生をいたぶる為だった。
弥生は、摩耶への報酬に購入した鞭で、まさか自分が責められるとは思っていなかっただろう。

だが、前夜祭で起こった出来事の真実を知っているのは、2人だけだ。
だから、基本的に弥生は摩耶に逆らえない。

摩耶は、弥生が買ってきた鞭で彼女の背中を100回打つ、という、追加報酬の約束を無理矢理していた。

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