上 下
185 / 424
手編みの蛇デビュー

1

しおりを挟む
摩耶は袋から鞭を取り出した。

「ねえ、先生。。この鞭、蛇みたいですよねえ~」

摩耶がシゴくと、鞭はギシギシと乾いた音をたてた。

そっと弥生の背中を鞭で撫でる。。
彼女は、緊張と鞭への恐怖から、それだけで身を震わせた。

弥生は、由香里や貴子とは違った、多少肉付きのいい体をしていた。その柔らかい体は、強く抱き締めると柳の様に何処までもしなった。

もっとも、肉付きが良いといっても、一般的な基準から言えば十分すぎる程細い。由香里や貴子が細すぎるのだ。

摩耶は、その柔らかい弥生の体に、鞭を打ち込む感触を想像して、身震いしながら言った。

「さあ、先生。。楽しい時間の始まりですよっ!」

摩耶は鞭を大きく振り上げると、弥生の背中に力一杯打ち込んだ。

しおりを挟む

処理中です...