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美菜の危機

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そして。。
摩耶は布団に寝ている美菜に近づいてきた。彼女の目は血走り、常人の物ではなかった。

「い、嫌、近寄らないで!」

美菜は布団から抜け出し、リビングの方に逃げたが、すぐに熱のせいでふらつき、床に倒れ込んでしまった。

摩耶はそんな美菜を見下ろしながら、残忍な笑みを浮かべた。

美菜は、床を這って逃げようとしたが、背中を摩耶に押さえつけられ動けなかった。

「逃げないでください、美菜さん。私、私ね、この時を心待ちにしてたんです。美菜さん、ああ。。美菜さん。。」

美菜は、何とか摩耶から逃げようとするが、熱のせいで体に力が入らない。

摩耶は、美菜を拘束しようと縄を取り出した。
美菜は、摩耶に腕を縛られない様、お腹の下に手を潜り込ませたが、彼女はそれを強引に引っ張り出し、力任せに背中に捻り上げた。

「あっ、い、痛い。。やめて。。」

美菜は、美しい顔を苦痛に顔を歪めて力無く呻いた。

摩耶はそんな美菜の表情に反応し、息を荒げた。

「美菜さん、観念して下さい。もう抵抗しても無駄です。2人で楽しみましょうよ。」

摩耶は美菜の両手首を重ねて縄をかけようとした。


が、その時摩耶自身も予期していなかった事態が起こった。
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