御門連

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お江戸の下町の端っこで、細々と文字を書くお仕事してます。
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歴史書とは異なる時を刻む、明治の世。 帝都では絶対的な力を持つ華族、通称『白華』と『黒華』による権力闘争が公然と繰り返されていた。 それでも人々は、無関心に平穏な日々を過ごす。 老舗料亭の娘、西雲彩音もその一人のはずだった。 あの日、血のように赤い黄昏の空の下で、謎多き帝国陸軍大佐、天苑寺貴臣に出会うまでは。 「逢魔が時、幽世の扉は開かれる」 貴臣が口走った言葉の意味を知った時、彩音の運命は静かに動き出す――
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登録日 2015.12.04
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