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 遥かな神代を経て人代へと時代がどう変わろうとも、星空という極上なる天蓋の下で繰り返し演ぜられることであろう。悠久の遥かな昔から紡がれて来た、光と影の神話を。  我らは星とともにその軌跡を刻み、聖火の如く星を継ぐもの――星空の巫女。神代の頃から幾度も繰り返されて来た聖戦の物語を、神々の神話を、英雄の叙事詩を我らは見届けて来た。されど、現代日本を生きるとある陰陽師は、星空の巫女の名の下に力の限り詠うだろう。  生まれ落ちる生命に祝福の詩を、死にゆく生命達に鎮魂の詩を。  一度限りの生、しかも刹那の時の中で強く生き抜く彼らに讃歌を。  そう。これは、全天八十八の星の記憶に刻まれし数多の生命の織り成す物語。
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