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『新幹線が運んだひと夏の思い出』
高山陽葵、高校3年生。
男手ひとつで私を育ててくれた父の弁当屋が、夏休みに福岡のイベントへ参加することになった。
「終業式が終わったら、私もすぐに新幹線で向かうね」
そう約束して乗り込んだ新幹線。
――けれど、私が福岡に着くことはなかった。
目を覚ました私がいたのは、見たこともない異世界。
元の世界に戻って、お父さんの手伝いをしなきゃ。そう思っていたはずなのに、そこで出会った人たちとの時間は、少しずつ私の気持ちを変えていく。
そんなある日。
「俺も、転移者だから」
え……?
もしかして、同じ新幹線に乗っていたの?
他にも転移者がいるってこと?
「ここでできた居場所を捨ててまで元の世界に帰ることって、本当に正しいことなのかな。」
これは、異世界に迷い込んだ高校生たちのひと夏の青春物語。
文字数 49,977
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.09.05
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