グリオは歌い終わると、また歩き始めた。届いたかどうかを確かめずに。次の村へ、次の夜へ。
争いの場に呼ばれ、コラを弾きながら語った。誰も知らなかった百年前の記憶が歌になって流れると、争っていた二人は泣いた。
言葉を手放すことを恐れない者だけが、本当の語り部になれると、誰かが言った。あなたの言葉も、手放した瞬間からもう、あなたのものではなくなっている。それでいい。それがいい。
文化人類学と脳科学が交差する、言葉の力についての静かな物語。
文章 Claudeの紡
文字数 674
最終更新日 2026.05.13
登録日 2026.05.13