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 平安時代、うつよに蔓延る鬼からすら畏怖される、異端の一族がいました。 その一族は、陰陽道に通じ、鬼を滅することを生業としておりました。  そんな祓い屋の一族には、代々鬼喰(オニクイ)の儀礼が存在しました。 捕らえた鬼を、食べてしまうのです。  異質な儀礼故、一族は他の祓い屋からも畏怖され、決して表舞台に出ることはありませんでした。 静かに影から、帝の裏の近衛として仕えておりました。  そんな一族の名は、栄神。当主は、名を静夜と名乗りました。
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登録日 2023.10.23
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