箱根の温泉街。祖父のガラス工房で働く主人公は、過去のトラウマから人を信じることができずにいた。
そんな彼の前に「海から来た」と名乗る不思議な美少女・美紗が現れる。
病弱ながらも明るく前向きな彼女との出会いは、主人公の止まっていた時間を少しずつ動かしていく。
二人はそれぞれの痛みを抱えながら、ガラス細工を通じて心を通わせる。
しかし、美紗には誰にも言えない秘密と、限られた時間があった。
温泉街で紡がれる、涙の感動青春ストーリー。
文字数 75,890
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.30