夏蜜柑

夏蜜柑

よろしくお願いします。
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青春 完結 短編
終末世界。 ただし、滅びたのは人類ではない。 終わりを迎えたのは、「文学」だった。 AIが人間の感情を完全に解析し、一人ひとりに最適な物語を生成するようになった時代。小説は産業としての役目を終え、編み物や盆栽のような趣味として細々と残るだけになっていた。 そんな夏休み二日目。 幽霊部員の三浦は、幼なじみである文芸部員・紗季へ忘れ物の水筒を届けるため学校へ向かう。 ニュースでは「文学の終焉」がベストセラーとなり、誰もが人間の創作は過去のものだと語る。それでも紗季は、静かな部室で今日も原稿用紙へ向かい続けていた。 終末を迎えた文学の、その最後の季節を描く、少し暑くて、少し可笑しい、夏の一日の物語。
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文字数 10,002 最終更新日 2026.06.30 登録日 2026.06.30
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