青野天夢

青野天夢

どうも。うちの子が大好き!うちの子達の為だけを考えて楽しく書いてます。
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黒猫に前を横切られると、不幸が訪れる。なら、その黒猫について行ったら…? たった一人の殺風景な部屋。 生への執着を失った少年は、堕落した日々を送っていた。 そんな彼の変わらない日常に突如現れた黒猫が一匹。 黒猫に魅せられた少年は部屋を飛び出し、小さな背中を追いかけた。 雨の夜を、傘もささずに。 たどり着くその先で、一つの終わりが待っているとも知らないで。 少女は変わらない日々を、変わらない笑顔で元気に過ごしていた。 一人で下校するのも変わらない。 友達がいないのも変わらない。 図書室では借りたい本がやっぱりない。 でも、その日は違った。 ついに出会った白い本。あまりに滑稽なそれに少女は昂り、歓喜する。 新たな始まりを告げる、そんな色だとは知らないで。 タイムリミットはたった一ヶ月。 動き出した時は止まらない。 これは、終わりを迎えるための始まりの物語。
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登録日 2014.06.15
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