前世は剣帝。今生クズ王子5
憎むべき〝異形〟を生み出す張本人を討つため、ファイはついに帝国へと赴く決意を固める。折しも開催中の〝連盟首脳会議〟で獣人国の王子が対帝国の強硬論を主張、自ら挙兵する。迎え撃つ帝国側の〝英雄〟達との激戦が勃発する中、ファイは単身で帝国の本城への侵入に成功。しかしそこで待ち受けていた黒幕は恐るべき相手だった――。グータラ最強剣士ファンタジー、堂々完結!
前世は剣帝。今生クズ王子4
『豪商』ドヴォルグから依頼を受けたファイは、人を惑わすという『真宵の森』を訪れる。その森の奥に佇む謎の古代遺跡には、ファイ自身の根幹に関わる、ある重大な真実が秘められていた。到底受け入れがたい真実を知り、己という存在を見つめ直すファイ。そんな彼の前に、古代遺跡の秘密を狙う帝国の〝英雄〟が立ちはだかる――。グータラ最強剣士ファンタジー、文庫化第4弾!
前世は剣帝。今生クズ王子3
アフィリスやリィンツェルでの活躍が知れ渡り、一躍「英雄」として認識され始めたファイ。それは各国間のバランスに影響を与え、結果として暗殺や勧誘といった不穏が彼の周りに付きまとい始める。そんな中、彼は異種族淘汰を謳う帝国が、自分の前世と因縁のある怪物〝異形〟を現世に復活させたと知るのだった――。グータラ最強剣士ファンタジー、文庫化第3弾!
前世は剣帝。今生クズ王子2
兄グレリアとリィンツェル王国を訪れたファイは、自分達を招いた第二王子ウェルスの企みを知る。それは、万能の薬となる『虹の花』が咲く敵国領の孤島へと渡るという計画だった。しかもその島には、危険な魔物が潜んでいるという。ウェルスへの協力を決めたグレリアは、弟を危険に晒すまいとファイを置いて出発するが……。グータラ最強剣士ファンタジー、文庫化第2弾!
前世は剣帝。今生クズ王子 1
かつて〝剣帝〟と讃えられた一人の剣士がいた。戦いの日々の果てに自ら死を選んだ彼は、ディストブルグ王国の第三王子、ファイ・ヘンゼ・ディストブルグとして転生する。前世での生き様を疎み、今生では〝クズ王子〟とあだ名される程のグータラ生活を送っていたファイ。しかしある日、隣国との盟約により戦争に参加する事に――。グータラ最強剣士ファンタジー、待望の文庫化!