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クルト・アウェイラーは周りが結婚や妊娠をするなどのブームの中、一人だけ一度も婚約者が居たことが無かった。
婚約的年齢である歳を上回り、その上婚期まで逃した彼は自分が誰かと恋愛をする未来を描くことが出来ずにいたが、ある日突然届いた一通の手紙。その手紙の主は何年も社交界に顔を出しておらず、年齢不詳に素顔不明、いくら探っても情報が何一つ掴めない“ベールの公爵“と呼ばれている男性だった。
手紙を不思議に思うも指示された場所へ出向くと、クルトが目にしたのは重過ぎるくらいの溺愛と執着だった。
文字数 13,301
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.03.11
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