小松菜 雅楽

小松菜 雅楽

1
恋愛 完結 短編 R18
 ホタルの光は、どうしてあんなに美しいのだろう?  それは、子孫を残すために、命を燃やしている光だから。  でも。だからってずっと光り続ける必要はないと思う。  敵に見つかり、子孫を残す前に食べられてしまうかもしれない。  そうだ。光らなければ、誰にも邪魔されないのだ。  命を燃やさなければ。いつまでも。  赤いホタルの光。それは永遠の劣情の兆し。
24h.ポイント 0pt
小説 21,249 位 / 21,249件 恋愛 4,927 位 / 4,927件
登録日 2019.06.27
1