琉璃帝

琉璃帝

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キャラ文芸 連載中 長編
かつての日々は、遠い記憶の中で始まりと終わりを繰り返す。 初めて君と出会い、恋に落ち、共に過ごした歳月は、まるで日月の流れのようだった。 空いっぱいに漂う幽かな香りは、情の糸を渡り、 誰が見るのだろう――清らかな涙が、やがて悲しみの風へと変わっていく姿を。 かつて存在した真実の愛が、もう戻ることはない時。 愛の花が満開に咲き誇った季節も、秋雨に打たれ、残された紅い花びらとなって散りゆく時。 宮廷の争いは、いつも愛という木の枝に長く留まり、低く歌うように続いていく。 それは、風と共に消え去ったはずの優しい想いを、今なお心の奥で恋い慕っているからではない。 一代の夢の物語は、幾百年もの時を越えて人々の心を揺さぶり、胸の奥に眠る情を呼び覚まし、人の心を惹きつけてやまない。 すべての始まりも終わりも、結局はただ一つ――「情」という文字に帰する。 広い人の海の中で、 出会いから始まり、 互いを知り、 心を通わせ、 愛し合い、 そして共に生きることを願い、 最後には白髪になるまで寄り添い続ける。 しかし後宮という場所では、冷たく無情な権力争いと表裏一体の駆け引きが、長い年月の中で絶え間なく繰り広げられていた。 人知れず耐え忍んできた香玉は、いつの日か愛する天佑と正式に結ばれることを願っていた。 互いに理解し、愛し合いながらも、結局は共に寄り添い続けることは叶わなかった。 雍正皇帝は彼女を皇貴妃として迎え入れることを決める。 果たしてこれは、運命によって結ばれた縁だったのか。 それとも、縁が尽きれば離れ去る定めだったのか。 権力と富貴を前にし、 愛情と友情を前にし、 彼女はいったいどのような選択をするのか。 後宮の奥深くに隠された真実が、 『紅楼夢』に秘められた波乱と静かな潮流を、今明らかにしていく。
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文字数 11,420 最終更新日 2026.07.11 登録日 2026.07.11
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