1
『ああ、この命、こんな奴に奪われるくらいなら、誰かのために残りの灯火を燃やし尽くしていたい』 文化と文明の発展を繰り返してきた現代から七千年後の世界。人間の生命活動に限界を迎えた地球は、度重なる異常気象によって半球近くの大地を失い、あらゆる人工物は、廃墟と化した。人の暮らしは、発展から衰退へ。そこに追い打ちをかけるように現れた人から生まれる突然変異の天敵『堕人』。そんな中、『風吹町』に暮らす少女、陽ノ原零は、人を守護するもう一つの生命体『天使』の助け空しく、堕人に襲われ瀕死の重傷を負ってしまう。天使になることを条件に、一命をりとめた零だったが、この日を境に天使としての使命を背負うことになる。
24h.ポイント 0pt
小説 21,249 位 / 21,249件 ファンタジー 8,281 位 / 8,281件
登録日 2020.03.07
1