氷見野

氷見野

ミステリ、近代文学が好きな物書きです。 ラノベはネットオンリーです。
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私は自暴自棄だった。当て所なく遠方の田舎町までやって来て、寂れた住宅地で今まさに、行き倒れようかとしていた。ところが、私は奇縁とめぐり会う。差し伸べられる手は、ほっそりとした百合のようだった。 「此処にはよく、流れ着く方がいらっしゃいますもので」 古風な奥様と人生に疲れた青年の、田舎町でのささやかなる奇談です。
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小説 21,286 位 / 21,286件 現代文学 640 位 / 640件
登録日 2015.09.10
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