獣人公爵のエスコート
社交界デビューのため王都を訪れた男爵令嬢フィディアには、ささやかな夢があった。それは、国の英雄である獣人公爵ジェミールを一目見ること。その夢が叶うはずだった舞踏会の日。憧れの公爵様と会えないまま、不運が重なり舞踏会の会場を去ることになってしまった。――一方のジェミールは、遠目に見たフィディアに一瞬で心を奪われていた。彼女は、彼の運命の番だったのだ。すぐさま彼女を手に入れたいジェミールだが…… 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
愛され上手は程遠い!?
学生時代の苦い経験から、異性が苦手なOLの夕夏。彼女はある日、誰もが見惚れるような美形男性と知り合う。いつもなら、拒否反応から思考も体もフリーズしてしまうものの『こんな素敵な人が、自分の人生に関わることは絶対にない』そう確信したら、安心して楽しく話すことができた。すると……なぜか彼から熱烈アプローチが!? 最初は、イケメン様のお戯れ、と思っていたのだけど、彼はどうやら本気の様子。甘く過激な言葉で口説かれ、際どいスキンシップで迫られ、気づけば彼のペースで翻弄されて――? 鈍感な彼女と俺様エリートの暴走☆らぶらぶストーリー。
Eランクの薬師3
勇者パーティから追放された薬師のキャル。ずっと落ちこぼれ扱いされてきたけれど、実は彼女の薬は超万能! それに気づいたSランク冒険者のカイドと二人で数々の任務をこなしてきた。そんなある日、母の遺品から貴重な魔法書が見つかる。それは二十年前、とある伯爵家から盗まれたものだった!! 盗品所持の罪で、国から追われる身となってしまったキャル。母の無実を信じる彼女は、カイドと逃亡の旅に出て――? 大人気シリーズの最終巻! 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
プリンの田中さんはケダモノ。
人の名前を覚えるのが極度に苦手なOLの千尋。彼女は突然、部署異動を命じられ、危機的状況に陥っていた。ただでさえ名前を覚えられないのに、異動先の同僚たちはろくに自己紹介してくれず、話しかけようとしても忙しいせいか冷たい……。そんな中で悪戦苦闘していたら、一人の社員から救いの手が! 彼は千尋の悩みを理解し、きちんと自己紹介するとともに、大好物のプリンまでくれたのである。こうして千尋は彼を『プリンの田中さん』と、しかと記憶したのだった。以来、彼は千尋を気にかけ、度々お菓子をくれるように。しかしある時、いつもは紳士的な彼の態度が豹変!? 今度は千尋が、美味しく頂かれてしまい――?
Eランクの薬師2
Sランク冒険者のカイドとパーティを組んだ、Eランク薬師のキャル。ずっと落ちこぼれ扱いをされてきたものの、彼女の作る処方薬は超万能! その才能をカイドに認められて自信を取り戻し、王都のギルドでランクアップの試験を受けたり、薬作りに精を出したりする毎日を過ごしていた。そんなある日、キャルとカイドのもとに、とある依頼が舞い込む。それは、国の筆頭魔法使いでさえ手こずっているという超難度任務で―― 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
Eランクの薬師1
薬師のキャルは、冒険者の中でも最弱なEランク。仲間のために、日々、独自の薬を調合していたのだけれど……ある日、役立たずだと言われてパーティを追放されてしまった! 帰郷するにもお金が足りず、ジリ貧生活を余儀なくされる。そんな中、彼女が街で出会ったのは、死にかけている冒険者のカイド。治療を施して自作の回復薬を渡したところ、彼はその薬を大絶賛! そのままなりゆきで一緒に旅をすることになり―― 文庫だ の書き下ろし番外編も収録!
勘違いからマリアージュ
長年憧れていた上司の大輔に、寿退社すると誤解された天音。本当の退職理由は全然違うのに、瞬く間に噂は広まり、訂正できないまま最終日を迎えてしまう……。その日の送別会でも、さんざん祝福された天音はヤケになり、記憶を失くすまでトコトン呑んだ。そして翌朝目覚めたら、なんとそこは大輔のベッド!? 訳がわからず慌てる天音だけど、彼は強い口調でこう言う。「俺が守ってやる。好きでもない相手と結婚する必要なんかない」愛の告白のような台詞を囁かれ、一瞬は舞い上がるものの、また別の、しかも大いなる勘違いをされているような――? 始まりは勘違い。でも、この恋は本物! 逆転サヨナラ・ハッピーエンドストーリー。
暴走騎士様のただならぬ溺愛
双子の妹と共に、巫女姫として異世界に召喚された葉菜。彼女はそこで出会った騎士のガブスティルに、恋心を抱くようになる。けれど彼は葉菜の妹のことが好きな様子……そんな切ない気持ちを抱えていたある日、突然、彼から濃厚なキスと熱い告白を受けてしまった! どうやら彼の想いに気づかない鈍感な葉菜に業を煮やし、甘く激しい強行手段に出たようで――無愛想な騎士が愛情余って大暴走!? 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
好きなものは好きなんです!
スリムな男性がモテる世界に、男爵令嬢として転生したリオ。けれど、うっすら前世の記憶を持つ彼女は体の大きいマッチョな男性が好み。ある日、そんな彼女に運命の出会いが訪れる。社交界デビューの夜、ひょんなことから、筋骨隆々の軍人公爵がエスコートしてくれたのだ! 優しくて紳士的な彼に、リオの胸は高鳴りっぱなし。その上、ダンスの後に彼が与えてくれたのは、とろけるキスと甘い快楽で――!? 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!