シネラマ

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文章を書くのが好きです。それと同じくらい映画を観るのが好きです。

【後編】振り返りではなく、災難の渦中にいながら小説を書くということ 映画館の自粛に思いを馳せたこと(その2)

『私には要も急もある』が一気に書き上げた短編小説だったため、今度は連作短編という形で、毎日の状況を肌で感じ取りながら、思いと価値観をアップデートしつつ、それを物語に落とし込んでいきたいと思い、『映写機の回らない日 北浦結衣VS新型ウイルス感染症』を書き始めました。

一部地域のほとんどの映画館で週末臨時休業となったニュースに悲しみを感じ、そこに至るストーリーとして、『私には要も急もある』に登場した、映画館勤務のサブキャラクターを主人公に立て、物語を進めました。

感染リスクは本人だけの問題ではなく、無症状で他の人にうつしてしまいかねないリスクのあることがメディアやSNSで取り沙汰され、それに対する主人公たちの決断を物語の着地点としました。

『映写機の回らない日』は四月一日に書き上げました。この作品に私が込めたものはまだ有効性があると判断しております。
しかし、それも今後の状況次第で、容認できないものになりかねません。

それでも、振り返りではなく、災難の渦中にいる身(と言えるほどには健康被害、経済被害は受けておらず、ものを申せる立場ではありませんが)として、
日記やエッセイとは異なり、物語るという形での気持ちの吐き出しをやってみたかった。そして、それはやってよかった。

これからも、暮らしの変化を肌で感じ取りつつ、何らか文章の形で自分の思いを綴ってみたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。


二〇二〇年四月上旬
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登録日 2020.04.04 23:19

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