種田遠雷

種田遠雷

詩人です。変態。

果てしない物語

今回このお話を書くにあたって、エルフの世界と、それ以外の種族の世界は違う空気を感じられるように考えて書いています。

エルフ達の住む場所、文化は理想主義で、時が止まったように少し古くさく。人間や獣人が暮らす世の中は中世の雰囲気とはいえやや現代的で、良くも悪くも現実的な雰囲気です。
この、現実的な雰囲気というものを表現しようとすると、どうしても今の世の中にある空気や考えが反映されるようになるんですよね。
「この奇妙なる虜」は、大体70年くらい前に書かれた有名なファンタジー大作をベースにしているのですが、その頃にもやっぱり同じだった可能性があるんじゃないかと、ふと考えました。
この手のファンタジーは、大体中世から近世の欧州世界をモデルにすることが多いと思うのですが、それが物語として描かれる時、70年前は70年前の、21世紀には21世紀の世界が混じるんじゃないかなあと。
同じような時代をモデルに描かれながら、描き手のいる時代を反映して変わっていく物語、というので、もうひとつ別の子供の頃好きだったお話を思い出しました。

ちょっと記憶がおぼろげなので間違いだったらすみません。
果てしない物語に出てくるファンタージェンという世界で、誰かが、この(人々が作る物語が集まってくる)世界は、人々と共にずっと変わり続けているという台詞があったと思うんですよね。

それで今日ふと、あああアア!と。笑
子供の頃はそれはもうファンタージェンに行ってみたいと思っていたので、この奇妙なる虜の世界も、いつかあそこに辿り着くんだとしたらいいなあ。
全年齢向けじゃないと駄目ですかね。笑
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登録日 2020.08.24 19:49

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