『転章』って、造語なんですね。

有名なのは『十二国記』らしいのですが、
ぼくはこれまだ未読です。
友人にすすめられ、
購入して積んではあります。
たぶんあと五十冊くらい読んだら、
たどり着くと思います。

で、ですよ。

問題は、今回、
タイトルに『転章』という言葉をつかうのに、
調べても調べても出てこず、
十二国記の名前くらいしか出てこない。
なのに、ごくメジャーな単語として、
自分がなぜかこれを認識していたのが不思議で。

ぼくはこの単語、
一体どこで見たのかな。

そしてこれ、完全に造語で、
しかもたいして認知されてもなさそうなのに、
十二国記一例をもって、
それを正式な意味や使用法としてとらえ、
発表しているひとがいるんですよね。
変なの！　と思いました。

こんなの、
よほど伝わらない使用法以外は、
自由につかっていいと思うんですけどね。
せっかく、
まだ意味の定まっていない新語なのだから。

ぼくのなかでは完全に、
ガラリと変わる物語の境界という意味でした。

たぶん、転章という単語を、
既存のものとしているひとは、
たいがい似た意味としていると思うのですが。

十二国記では一歩すすんで、
『境界だから物語を振り返る』という意味で、
使用されているようですね。

ていうか、あれ十四冊くらいあるのに、
勢いで買ってしまい、
しかも新潮なのでつくりが弱く、
重ねて置いておくのが心配なうえ、
もし内容が好みじゃなかった場合、
かなりの苦行になりそうなのですが、
大丈夫なのかな。

まあ、たぶん苦手だと感じてもそれは、
慣れの問題で、
読んでいくうちに楽しめるとは思います。

現時点までに途中で挫折したのは一作のみで、
あとは多少きつくても読了はしているので、
きっと大丈夫です。

読書を始めたのが執筆開始とほぼ同時なので、
どの本も新鮮で、楽しかったり、
どう楽しんでいいのかわからなかったりします。

読書を始めたときの目標は、
『ドグラ・マグラを読むこと』
だったのですが、
それは達成したので、
今はただ読みたい本を積みまくり、
ずっと楽しんでいます。

難しそうなのは、
最近は、あんまり読んでません。

あ、円城塔さんで、
なんざこらと混乱したんだったw
楽しかったですけどね。

ずっと難解なのばかりだと辛いですが、
たまには変なのもいいですよね。