左衛木りん

左衛木りん

さえき・りんです。文章は読むより書く方が断然好き。というかそもそも漢字や文字や表現を味わうのが好き。遅筆、寡作、趣味は妄想。わからないこと至らないことばかりですがよろしくお願いします。*無断転載禁止*

第4章あとがき

毎度お待ちいただきありがとうございます。本日、第4章を書き終わりました。

ついにこんなところまで来てしまったという感じです…ここが前半のクライマックスです。「え、まだ前半なん?」という突っ込み、大歓迎です。このペースだと50万文字超えは確実ですが、それくらい行ったとしても自分で納得して満足できているのは、最初の構想段階から重要なチェックポイントがまったく変わらず、曖昧でスカスカの未定で不安だったお話をきっちり肉づけ&味つけができているからです。どの章もそうなのですが、ただ第4章は書いていて一番つらかったです。

本当はお互いに好きなのに正直に気持ちを伝えられず、なおかつ誤解したまま延々とすれ違い続けるという関係性が続くので、台詞や表現に神経を使うわ、じれったいわ、しんどいわという感じですね。やっぱり自カプに喧嘩させるのは心が痛みます。

この章は静夜が中心で一番よく動いてくれて、表情や台詞もたくさんあったかなと思いますが、思い起こせばこのお話の二人の主人公、最初に生まれた久遠の方は性格も傾向も割とすぐにイメージが固まって作りやすかった一方で、静夜の方は「寡黙で淡白で一途」という大枠からなかなか具体的な形にならず、実はかなり難産のキャラでした。髪型すら決まっていなかったです。第1章ではまだ「静夜(仮)」な感じで、第2章でやっと彼の方から少しずつ教えてくれるようになり、「ああ、あんたってそういう奴なんや」と私の方が受け入れてきた、みたいなところがあります。変な流れですが、自分が作るのではなくキャラの方が教えてくれるということがあるんだなあ、とちょっと驚きでした。話が進むごとに静夜のいろいろな面が見えて、今では実は書いていて一番楽しいキャラです。

他には界や曜の変化とか、当て馬彼方さんかわいそうとか、俄様&瞬様の追加キャラ登場とか、久遠と静夜以外でも密度の濃い章にはなったかなあと思います。

第4章では、一番つらい、しんどいところは越えました。次の第5章は、前半はまだウジウジしてゴタつく展開が続きますが、後半で二人の距離がぐっと縮まり、ほっとできるシーンやちょっぴりご褒美?なシーンもあるかも…ということで、私も楽しみにしながら、二人と一緒にもうちょっと頑張りたいと思います。戦いもまだまだ続きます。どうぞお楽しみにお待ちください。

感謝と愛を込めて。

左衛木りん
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登録日 2023.03.21 17:57

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