花柳 都子

花柳 都子

日々、虚構の世界で生きることに必死です。

第6回ライト文芸大賞


 今日は5月6日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。GWもまもなく終わってしまいますが、終わって欲しくなくて最初に巻き戻してまた一から楽しみたいこの感じ、連続ドラマと似ている気がします。私はその世界が終わってしまうのが嫌で、ドラマの最終回を観られない難儀な性格をしておりますが、皆さんは最後まで自分の目で確かめて終わりを迎えるという方が多いのでしょうね。終わりというのは切なく哀しく、そして寂しいものです。またいつか会える日があるかは誰にもわからない。どんなに終わりにしたくないと望んでも、全ての物事には始まりがあり、終わりがあります。ドラマ然り、人生然り。そんな刹那的だからこそ、私たちは毎日を『生きる』ことに必死なのでしょう。
 私は死後の世界を信じていませんし、天界というものもないと思いますが、『創造』するのなら、天使が住まう『天界』のほうがなんだか夢がある気がします。中性的で美しい翼の生えた天使たちは、下界の私たちを見下ろしながら一体何を想うのでしょう。荘厳たる天界から見た現世の景色は一体どれほど醜いのでしょう。果たして、天界の天使たちはそんな情景でさえも目を逸らすことはないのでしょうか。
 でもね、私の『創造』する『天界』からは、私たちが住む現世というのはまるで夜景のように見えるんじゃないかと思うんです。いえ、そうであって欲しいという願望なのかもしれませんが。天使は光というかオーラを見ることができて、周りは暗くて黒くて絶望だらけなのに、人が出会い、愛を育み、情を深めていくと、そこかしこで希望という名の光が、美しい色とりどりのオーラが、人々の間でふわりと舞うんです。まるで、夜闇の中の灯りのように。ひとつひとつは強く眩しくなくても、優しい淡い光はきっとそれよりずっと美しく気高く映えることでしょう。だってそれは同時に、皆さんの『幸せ』と同意義のはずだから。
 そろそろお別れの時間です。『第6回ライト文芸大賞』エントリー『深見小夜子のいかがお過ごしですか?』を読んでくださった皆様、そしてこの投稿にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございます。書いていてとても楽しく、私にとってとても充実した毎日でした。需要はないかもしれませんが、私の知見を広げるためにも、話の種を集める準備期間を経て、シリーズとしてまた続けられたら嬉しいです。それでは、最後に。皆さんの素敵な日々に幸あれ!
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登録日 2023.05.06 21:29

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