常森 楽

常森 楽

褒めてくれると喜んで更新します。単純思考。 カクヨムでも投稿始めました。でもちょっと、やり方がよくわからないから、お試しです。R15仕様に変更しようと思っていますが、作品の内容は同じです。

386,387話について

今後、物語の中で出すことはないので、裏設定?を書こうと思います。
永那の祖父が優しくなった理由についてです。
元々意地悪な性格ではなかったのですが、昔気質の仕事一筋な男性をイメージしていただければと思います。
永那の祖母(若い頃に他界)=妻に対する愛情はあったものの、それを全く素直に出せない頑固な性格で、亡くなった後も涙を見せないような人。
でも妻を亡くしたショックは大きく、より仕事一筋になり、永那の母親(香那子)の心のケアを疎かに。
永那の曾祖母に、子供だった香那子の世話を任せきりにした。
永那の祖母(妻)は非常に明るい性格の女性だった。香那子に対しても深い愛情のある人だった。しかし明るい性格だったからこそ少し気の強いところもあり、気の強い曾祖母と相性が良くなかった。
永那の祖母(妻)に好印象を抱いていなかった曾祖母は、彼女に似ている香那子に厳しく接した。ここでも香那子の母親を亡くしたという孤独感や喪失感は癒やされず、香那子は反抗という形で、若くして子供(瑠那)を生み、結婚することになる。
頑固な性格の祖父と曾祖母は大激怒し、絶縁状態に至った。

そして年月が経ち
・祖父の会社の部下が香那子と同じように鬱になった(鬱で亡くなった?)
・曾祖母が認知症になり、働きながらの介護を一定期間していた(耐えられなくなり、最終的に施設を頼る)
他にも理由はいろいろあるかもしれませんが(時間の経過と共に孤独を感じるようになったとか)、こういった経験をした後に、香那子の再入院の知らせがきた。
そこで、高校生になった孫(永那)が、ずっと学校に通いながら1人で香那子の世話をしている現実を目にし、何もしてこなかったことを後悔した。(瑠那が一人暮らししているとは知らなかった)
…という流れからの、祖父の優しさ、という設定です。
ちなみに香那子は現在39か40歳なので、祖父は65歳くらいかな?

人が変わること…特に頑固な性格の人が変わることって、なかなかないとは思うのですが、全くないってことはないと思うんです。
時の流れと共に、否が応にも、多かれ少なかれ人は変わるものだと思います。
それに祖父は後悔しても尚、“一緒に暮らそう”とは提案しないんですよね。そこが変わりきれていない象徴とも言えます。

余談ですが、永那も瑠那も意外と頑固なところがあって、そこは遺伝なのかな…と思ってます(笑)
登録日 2023.11.06 18:06

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