本当は記事内に書くつもりが、文字数オーバーだったので、こちらに。
＝＝＝＝＝以下余談＝＝＝＝＝

現在「書籍化作業」を進めているため、Web更新が不安定になってます。申し訳ありません。
折角ですので、作家を目指している方も、そうでない方も、（おそらく）参考になると思いますので、幾威流（？）の書籍化作業を紹介しましょう。（需要があるかどうかは不明ですが）

①編集さんより、初校のゲラとWeb原稿の組版（入稿原稿が書籍の体裁に合わせられたもの）が届く

②初校に編集さんからの指摘事項があるので、その箇所にひたすら付箋を貼っていく
　※ここでは編集さんが入れたもの全てを対象に付箋を貼ります。
　　「これでOKですか？」という確認だけの箇所についても同じく付箋を貼っていきます。
　※ここでおおよそ付箋一山使いきるぐらいの指摘が入ります。

③一ページ目から全て読んでいきます
　※指摘箇所については、赤字で都度修正。
　※読むだけなら書籍一冊でだいたい1～2時間くらいですが、修正作業があるのでぶっ通しで作業したなら4～5時間程度かかります。もちろん、適宜休憩を挟むので実際はさらに時間がかかりますが。

④①で届いたものと、初校に赤入れしたものを編集さんに返送

※①～④をだいたい1週間程度で終わらせます。

どうでしょう。書籍化（校正）作業、と一口に言っても、意外と作業時間がかかるのに気付くかと思います。
この①～④の作業を二回、そしてダイジェスト化や書籍の告知、挿入イラストや表紙絵の確認……と、合間合間にも作業があるので、スケジュール管理ができないとカオスになります。

私の場合はさらにコミカライズもあるので、その原稿（ネーム）チェックも入ります。
修正作業は夜遅くまでかかる……というのも珍しくないです。

いかがだったでしょうか。
一冊の書籍を作る陰にはこうしたじみーな作業の積み重ねがあるわけです。
もはや目が痛くなるのは職業病（笑）

現実を見せてしまって申し訳ないですが、何らかの参考になればと思います。
ともあれ、書籍化作業は身体が資本！皆さまも体調には十分にお気をつけください。
ではまた！