月影 朔

月影 朔

アルファポリスの小説大賞で奨励賞を2度受賞。4月20日、初単行本『とある村の奇妙な求人広告』が発売予定。 現代の闇を描くSFホラーや江戸人情ものなど、ジャンルを越えた物語を紡ぐ。趣味はオカルト話収集。

新連載『双星の天賦』開始!&第1話のボツネタ供養

この度、新作『双星の天賦(ギフト)』の連載を開始いたしました!

早速ですが、プロローグとなる第一話「双星、墜つ」を公開しましたので、お知らせいたします。

​本作は、親友に裏切られ全てを失った主人公が、絶望の淵から仲間たちと共に成り上がっていく異世界ファンタジーです。

記念すべき第一話は、まさにその「絶望の始まり」を描いています。
希望に満ちた異世界転生とは少し違う、ダークな幕開けをお楽しみいただければ幸いです。

​さて、今回は連載開始を記念して、執筆の裏で没になったネタを少しだけ供養させてください。

​第一話のクライマックス、主人公ケントが親友リュウガに裏切られるシーンですが、初期案ではリュウガのセリフが全く違いました。

​【ボツネタ】
初期案のリュウガは、もっと感情的にケントを突き放す予定でした。

「昔からお前のそういう所が気に食わなかった」「俺より目立つな」といった、個人的な「嫉妬」や「劣等感」を匂わせるセリフを吐かせることで、彼の裏切りを演出するはずだったのです。

​【ボツになった理由】
しかし、それだとリュウガが単なる「嫉妬に狂った小物な悪役」に見えてしまうと考えました。

彼を主人公ケントと対になる、もう一人の主人公として、彼なりの「歪んだ正義」や「覚悟」を持った強大な敵として描きたかったのです。

そのため、個人的な感情を見せず、ケントをただの「駒」と断じる現在の冷酷なセリフに変更し、彼の底知れなさを表現する形となりました。

​彼の真の目的や、ケントへの本当の感情はどこにあるのか。

これから始まる物語の中で、少しずつ明らかにしていければと思います。

​始まったばかりのケントとリュウガ、二人?の「双星」の物語を、これからどうぞよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.08.29 13:24

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