PLANETはもともとPixivではちょこちょこ話に上がる実家の片づけをしたときに出てきた512MBのUSBにプロトタイプが入っていた作品でした。
512MBのUSBというところに時代を感じますが(笑)、私は学生時代小説を書くのが趣味で、USBには当時のプロットや作品がギッシリ詰まっていました。
社会人になって完全に引退状態になっていたのですが、ちょうどある同人ゲームに出会い数年振りに二次創作をしていたのもあってせっかくだから面白そうなものがあったらプロットから作品にしてみようかな…と手がけた作品でした。

最初はPLANET Side YuriとPLANET Side Jun(アルファポリスでは「都会の星空の下で」とサブタイトルをつけています)だけでした。
それがPixivで潤と佑璃の濡れ場をリクエストして(笑。なんでや)その出来があまりに素晴らしかったので約束(上下)につながり、さらには番外編としてRainy Dayと彼女の香り(アルファポリスではMy Favourite Fragrance)につながりました。
つくづくわからないものです。
(濡れ場は作画をお願いしたクリエイター様のご了承が得られればアルファポリスにも投稿しようかと思っています)

そして、二次創作メインのPixivから撤退しアルファポリスにプラットホームを移そうと考えた際、PLANETを完結させたい、潤と佑璃を幸せにしてあげたい…と思って続きを書いたのが今回の「あの星空をまた君と」でした。
その前に潤が佑璃に「幼馴染みの潤ちゃん」であることをカミングアウトしようとする「花笑み」を書きました。
この「花笑み」と「あの星空をまた君と」に共通して言えることですが…

潤と佑璃が思い通りに動いてくれない！！！

これに尽きます(笑)。

「花笑み」では結局佑璃に水を向けられる形でのカミングアウトになってしまいましたし「あの星空をまた君と」では全く喧嘩をしてくれない…。
このふたり、作者(わたし)が思っている以上に相手への想いが強いです。

「花笑み」は初期プロットでは下着売り場を通りかかって
「保志さんってもしかして女の子？」
「うん、フルネームは保志 潤」
「へー」
「だから、昔みたいに潤ちゃんって呼んでくれると嬉しいな」

だし、
(続く)