月影 朔

月影 朔

アルファポリスの小説大賞で奨励賞を2度受賞。4月20日、初単行本『とある村の奇妙な求人広告』が発売予定。 現代の闇を描くSFホラーや江戸人情ものなど、ジャンルを越えた物語を紡ぐ。趣味はオカルト話収集。

【第二部 開幕!】奈落の底から始まる復讐譚&第21話ボツネタ供養 ​

皆様、おはようございます!

​お待たせいたしました!
本日より、物語は第二部【奈落の目覚め】へと突入します。

早速、その始まりとなる第21話を公開いたしました。

​第一部の華やかな王宮から一転、地獄の底「奈落の谷」でケントの過酷なサバイバルが始まります。

今回は、そんな地獄の始まりとなった第21話のボツネタを少しだけ供養させてください。

​【ボツネタ①:サラリーマンの幻覚】
本編ではひたすら飢えと渇きに苦しむケントですが、初期案では極限状態のあまり「前世の幻覚」を見るシーンがありました。
例えば、目の前にある紫色のヘドロの沼が「会社のウォーターサーバー」に見えて、「ああ、冷たい水が飲める…!」と駆け寄ろうとしたり、不気味な形の岩が「嫌味な上司の顔」に見えて、思わず謝罪の言葉を呟いてしまったり…(笑)。
前世と今世、二つの地獄を対比させる狙いでしたが、第二部の始まりは彼の復讐心に焦点を当てたかったため、シリアス路線を優先してカットしました。

​【ボツネタ②:奈落の先輩】
谷底で目覚めたケントが、すぐに他の追放者に遭遇する展開も考えていました。
ただし、出会うのは仲間ではありません。すでに正気を失い、獣のように成り果てた「奈落の先輩」にいきなり襲われるという、さらにハードな展開です。
しかし、ケントが最初に向き合うべき敵は「人間」ではなく、「奈落の谷」という環境そのものであるべきだと考え直し、まずは彼の孤独なサバイバルを徹底的に描くことにしました。
​復讐心だけを糧に、身も心もボロボロになっていくケント。
そして物語の最後、ついに彼の前に奈落の魔物が牙を剥きます。
​絶望の淵で、ケントは生き残ることができるのか。

次回、彼の天賦が生存のためにその真価を発揮します。
ぜひ、お楽しみに!

​引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.08.31 07:44

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