月影 朔

月影 朔

時代を超え、ジャンルを越え、心を揺さぶる物語を。 現代の闇を描くSFホラー、江戸の人情を描く時代小説など。 登場人物たちと共にハラハラドキドキできるエンターテイメントを追求します。

【第23話公開】復讐の獣、誕生。そして感謝のボツネタ供養

​『双星の天賦(ギフト)』をお読みいただき、ありがとうございます!

第二部の最新話、第23話を公開いたしました。

​今回は、奈落の谷に堕とされてから「数ヶ月後」が舞台となります。

かつての面影を失い、復讐心だけを糧に生きる「獣」へと変貌を遂げたケントの姿が描かれます。

​今回は、そんな新生ケントの裏話として、ボツネタを少しだけ供養させてください。

​【ボツネタ①:もっと獣になっていたケント】
本編では、ケントは理性を保った冷徹な狩人として描かれています。
実は初期案では、彼の変貌をより強調するため、「長期間声を出さなかったため、うまく言葉を発せなくなっている」「火を使うことすら億劫になり、狩った魔物の肉を生で喰らう」といった、より人間性を失った獣のような描写も考えていました。
ただ、あまりに野性的すぎると読者の皆様が感情移入しにくいかなと思い(笑)、知性は残しつつも心は獣、という現在の形に落ち着きました。

​【ボツネタ②:完全に非情だったケント】
物語の最後、ケントは新たに突き落とされてきた罪人たちに、わずかな好奇心(あるいは人間性の残り火)から天賦を使います。
もう一つの案として、「何の興味も示さず、完全に無視して自分の寝ぐらに帰っていく」という、さらに冷え切った展開もありました。
しかし、ここで完全に人間性を捨てさせてしまうと、今後の物語がただの復讐鬼の話になってしまうなと。
彼の心の奥底に、まだほんの少しだけ「残り火」があることを示すため、現在の形に変更しました。
この小さな火が、今後の彼の運命を大きく左右することになります。

​完全に変貌したケントの前に現れた、新たな「捨てられた者」たち。
彼は彼らの物語に、何を見るのか。

​ぜひ、本編でお楽しみいただけますと幸いです。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.08.31 14:21

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