月影 朔

月影 朔

時代を超え、ジャンルを越え、心を揺さぶる物語を。 現代の闇を描くSFホラー、江戸の人情を描く時代小説など。 登場人物たちと共にハラハラドキドキできるエンターテイメントを追求します。

【新章開幕&第30話公開!】孤高の銀狼、ルナ登場!

いつも『双星の天賦(ギフト)』をお読みいただき、ありがとうございます!

​本日、第七章【銀狼のルナ】が開幕し、その最初の話となる第30話を公開いたしました。

お待たせしました、本作のヒロインであり、ケントの運命の相棒となる銀狼少女「ルナ」が、ついに登場します!

​今回は、そんな二人の運命的な(そして、かなり一方的な)出会いを描いた第30話のボツネタを供養させてください。

​【ボツネタ①:もう少しだけお話好きだったルナ】
本編では、ルナはケントを見つけるなり問答無用で襲いかかってきます。
実は初期案では、「人間風情がなぜ私の縄張りにいる」といった形で、二人が戦う前に一度、言葉を交わす案もありました。
しかし、彼女が人間に対して抱く憎しみの深さや絶望を表現するには、言葉を交わす余裕すら与えない方がインパクトがあると考えました。彼女の行動そのもので「人間への絶対的な拒絶」を示すため、現在の形になりました。

​【ボツネタ②:もう少しだけ善戦したケント】
奈落の獣として覚醒したケントですが、ルナには手も足も出ませんでした。
もう一つの案として、ケントが持ち前の分析力と罠を駆使して、ルナの攻撃を一度くらいはさばききり、「ほう、やるな人間」と言わせるような、もう少し善戦する展開も考えていました。
ですが、ここでまず「最強の剣」であるルナの圧倒的な強さを見せつけることが、今後の二人の『双星』としての関係性に重要だと判断しました。
獣へと変貌したケントですら、彼女の前ではまだ「子猫」同然だった、ということです。


​圧倒的な力でケントを追い詰める、孤高の銀狼ルナ。
絶体絶命の窮地に立たされたケントに、活路はあるのか。
そして、彼女の魂を閉ざす「憎悪の壁」の奥に眠る物語とは。

​ぜひ、本編でお楽しみいただけますと幸いです。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.09.01 12:34

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