月影 朔

月影 朔

時代を超え、ジャンルを越え、心を揺さぶる物語を。 現代の闇を描くSFホラー、江戸の人情を描く時代小説など。 登場人物たちと共にハラハラドキドキできるエンターテイメントを追求します。

【『双星の天賦(ギフト)』:第38話公開&第八章完結!】揺るぎなき最初の仲間。そしてボツネタ供養

​いつも『双星の天賦(ギフト)』をお読みいただき、ありがとうございます!

最新話、第38話を公開いたしました。
​この話をもって、第八章【再誕の奇跡】は完結となります。

絶望の淵にいた銀狼少女ルナが過去を乗り越え、ケントにとって最初の、そして揺るぎなき相棒となるまでを見届けてくださり、心より感謝申し上げます。

​今回は、そんな二人の絆が結ばれる重要な回の裏話として、ボツネタを少しだけ供養させてください。

​【ボツネタ①:もう少し気まずかった二人】
本編では、仲間になった二人は比較的スムーズに心を通わせていきました。
実は初期案では、久しぶりの人との会話に戸惑う二人の「気まずい沈黙」や「ぎこちないやり取り」をもっと長く描く予定でした。
例えば、獣の生き方に慣れすぎたケントがぶっきらぼうに肉を差し出し、素直になるのが苦手なルナが「…別に、いらない」と強がってみせたり(笑)。
ただ、二人の絆が結ばれる重要なシーンなので、駆け引きよりもストレートな信頼関係を描くことを優先し、現在の形になりました。

​【ボツネタ②:《絆を力に》の暴走】
ルナの新しい天賦《絆を力に》を試すシーン。本編では二人の感覚が共有される、というプラスの側面だけが描かれました。
もう一つの案として、初めて力を繋げた際に「お互いの魂の情報が流れ込みすぎる」という暴走案がありました。
ケントのどす黒い復讐心がルナに流れ込んで彼女が怯えたり、逆にルナの癒えきらない悲しみがケントに流れ込んで彼が涙したり…。
二人の絆がまだ不安定であることを示す描写でしたが、まずは「最高のコンビ誕生!」という高揚感を優先しました。魂を繋ぐことの難しさやリスクについては、また今後の展開で描ければと思っています。

​こうして、最高の「頭脳」と最強の「剣」が巡り合いました。
彼らの次なる目的は、この地獄「奈落の谷」からの脱出。
しかし、出口には強力な「門番」の気配が…。

​次回より、新章第九章【奈落からの脱出】が始まります。

初の本格的な二人での共同戦線、ぜひお楽しみに!

​引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.09.02 15:37

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