月影 朔

月影 朔

時代を超え、ジャンルを越え、心を揺さぶる物語を。 現代の闇を描くSFホラー、江戸の人情を描く時代小説など。 登場人物たちと共にハラハラドキドキできるエンターテイメントを追求します。

【『双星の天賦(ギフト)』:第39話公開&第九章開幕!】反撃の狼煙。そしてボツネタ供養

​いつも『双星の天賦(ギフト)』をお読みいただき、ありがとうございます!

​先ほど、第九章【奈落からの脱出】が開幕し、その最初の話となる第39話を公開いたしました。

ケントとルナ、二人の「双星」が初めてチームとして動く、記念すべき回となります。

​今回は、そんな二人の初陣の裏話として、ボツネタを少しだけ供養させてください。

​【ボツネタ①:息が合わない二人】
本編では、ケントとルナは《絆を力に》を使って初めから完璧な連携を見せました。
実は初期案では、「ケントから流れ込む膨大な感覚情報にルナが混乱してしまい、うまく動けない」という、もう少し息が合わないスタートも考えていました。二人が試行錯誤しながら、少しずつ連携を完成させていく……という展開です。
しかし、彼らの絆の強さと相性の良さを最初にしっかり示すため、あえて初めから「最高のコンビ」として描くことにしました。

​【ボツネタ②:もっと分かりやすい門番】
物語の最後に登場した、謎の老人。
もう一つの案として、出口の門番は「帝国から派遣された、若く傲慢なエリート騎士」という設定もありました。ケントを「出来損ない」、ルナを「汚れた獣人」と罵るような、分かりやすい敵役です。
ですが、あえて「深い絶望と諦観に満ちた老人」を配置することで、この奈落の谷の謎と悲劇性をより深めたいと考えました。
彼は何者なのか? なぜ、あそこにいるのか? 単純なバトルではなく、謎解きから始まる戦いをお届けできればと思っています。

​最高の連携で魔物の群れを圧倒したケントとルナ。
しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、天賦の力すら通じない謎の門番。
二人は、この地獄から脱出することができるのか。

​ぜひ、本編でお楽しみいただけますと幸いです。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.09.02 17:38

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