【第31話までのネタバレを含みます】

・キャラの一人称について
今回は全員が超越的な不死者でバックグラウンドを揃える必要が薄いので、認知負荷を下げるために表面的なキャラ造形をなるべく散らしました
一人称が「ウチ」「あたし」「妾」「わたくし」「我」「遊道楽（名前）」「僕」「俺様」でバラバラなので誰が喋ってるかすぐわかって嬉しい　名前もなるべく違う手触りにしています

・ゲーマー三途について
ゲーマー主人公は『ゲーマゲ』の彼方と被ってるので、キャラが被らないようにゲーマータイプを真逆にしてます
彼方は平成初期のゲーセン戦闘民族だったけど、三途は令和最新のストリーマーみたいな感じ　インターネットコミュ強で友達も多そう
彼方は勝敗至上主義の異常者だったけど、三途は副産物にも重きをおくので負けたら負けたで「楽しかった」「仲良くなれた」とかポジティブなものを持ち帰れます

・三途の口癖について
「それはそう」っていうカスのインターネットみたいな口癖は意識して設定したというよりは気付いたら勝手に生えてきました　何かを説明されてることが多いので妥当な相槌ではあるかも
もし参加者全員がベテラン不死者だと不死者の共通認識を喋って読者に伝えるタイミングがなくなってしまうので、新人不死者の三途にレクチャーする形でセリフにしています
三途だけ定命の者にする構想もあったけど、そうすると三途が死なないように必死に立ち回る話か不死性を獲得する話にならざるを得なくて別物になりすぎるから没になりました

・没HEAVEN
当初の構想ではHEAVENは植物系の不死者でした　動物と植物の中間にいる原始的な生き物みたいなイメージで、第31話のオリジンにもその名残があります
死亡時に大量の種をバラ撒いてそれが即座に育って復活する不死性だったんですが、それだと蘇生シークエンスが長すぎてテンポが悪かったので「生長する部分って別にいらなくない？」と思って最初から肉片をバラ撒くようになりました
でもシャルリロの復活シークエンスも大概長いので別に植物案でも良かったかもしれなくもある